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英国の新内務相は、元金融街シティ出身者

昨日のブログ記事 の続報です。



* 新内務相は、元ドイツ銀行の人
今朝 朝食を食べながらFacebookを眺めていたら、私と同時期に為替ディーラーをやっていた日本人の男性で、10年近くロンドンで働いている友達が、「新しい内務相、僕の元上司 」 と投稿していました。

私も米系投資銀行で働いていた当時、上司がニュージーランドのキー元首相だったので、結構金融から政界へ進出する人って、多いんだなぁ と感心しながら、読んでいました。


新しい内務相は、サジド・ジャビド(Sajid Javid)さん 48歳


英 ジャビド内務相



ジャビドさんのお父さんは、1960年代にパキスタンからイギリスに移民として入国し、その時に所有していたお金は、1ポンドだけ。

その後、バスの運転手さんをして、生計を立てていたそうです。

このような「元移民」の人を内務相に起用すること、特にBrexitの優先事項が移民の制限ですので、斬新な起用だと私は思いました。





イギリスは、この方だけでなく、ロンドン市長のサディク・カーン(Sadiq Khan)さんもパキスタンからの移民の息子さん。


英 ロンドン市長



そして、ジャビドさんもカーンさんも、イスラム教徒
ただし、ディープなイスラム教徒ではないようですが、とりあえずイスラム教徒であるということです。

ジャビドさんは白人のイギリス女性と結婚されています。


ps 追記
皆が皆ではありませんが、金融街シティで叩かれて育った人たちは、割とアグレッシブな人が多いです。
私も含め、本当にボコボコにされながら育てられたので w  中途半端なことでは動揺しないというか、ある意味 可愛げがありません 

ジャビドさんはTradingはやっていなく、最後はリスク部のトップだったようですが、新興国関連のトップもその前にはやっていたようです。

ラッド前内務相よりも、発言の機会とか増えるイメージです。

あと、これも書き忘れましたが、ジャビドさんもラッドさんも、2016年国民投票では、「EUに残留する」に票を入れました。しかし、実際にBrexitが決定してから、ジャビドさんは離脱支持に変更したと伝えられています。  







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英国の内務相辞任劇

この週末、大きな出来事がありました 


ラッド内務相が辞任しました。 正確に言えば、辞任に追い込まれた・・・と言っても過言ではないでしょう。

辞任するかどうかに関する議論が週末になされ、最終的に日曜日の夜遅く、正式に辞任を発表しました。

これが今朝のタイムス紙一面です。

英 ラッド内務相辞任



これは笑い話になりますが、たまたま 今朝ロンドンに到着したラッド・オーストラリア首相。飛行場からの道すがら、英タイムス紙を購入し、一面を開いたら 「ラッド、辞任」 という見出しが見えたので、自分のことか?と一瞬 慌てたとそうです   英国のラッド元内務相とオーストラリアの首相の苗字が同じだったという笑い話

しかし、英国政府にとっては笑い話では済まされません。



* ラッドさんって、どんな人?
ラッドさんは、メイ首相の後任? というか、最終的に首相の座を狙う人という認識で一致していました。そして、彼女は、メイ首相を尊敬しており、師弟関係的な間柄でした。

メイさんがご自分が首相になった時、自分の後任として、ラッドさんを内務相に任命しています。



* どうして辞任?
これは話すと1時間も2時間もかかりますので、要点だけ

Brexitに向け、英国は移民の制限を最優先しています。つまり、これは内務省の仕事です。

移民削減を具体化するため、毎年のターゲットを設置する/しないで、揉めていました。

そして、先週 複数のBrexit関係者が議会証言をし、ラッド元内務相もその一人でした。

議会証言の席で、ラッドさんは、「移民制限の数値目標は、ない」 と証言。

しかし、翌日開催されたBrexit委員会の席では、「ある程度の数値目標は、ある」と発言を覆しました。

この発言の不一致に気付いた野党:労働党が、「ラッドさんは嘘をついている。即刻辞任すべきだ」 と始まったのです。


以前、ブログにも書いたと思いますが、キリスト教の国で最大の侮辱の言葉は、「嘘つき」 です。誰かとケンカして、「嘘つき」とその人に言ったら、それでその人との関係は終わります。そして、相手の人が万が一、嘘をついていなかった場合は、そう言った貴方が恥をかき、友達を失うでしょう。そのくらい、嘘つきという単語は、禁句です。



* ラッドさん辞任後のBrexit
ラッドさんは、保守党で一番か二番くらいに 「欧州寄り」の方でした。閣僚が集まるBrexit委員会でも、ラッドさんがソフトBrexit路線を主張することが多かったとも言われています。しかし、この方がいなくなった今、Breixt委員会のメンバーは、ハードBrexit路線の方がメインになったとも言われており、今後EUとの協議でも、よりハードなBrexit路線に修正される可能性も出てきたようです。



実はこれ以外にもBrexitを巡り、保守党内がゴタゴタしています。

しかし、日本では全くニュースになっていないと思いますが、今週木曜日(5月3日)は、英国の地方選挙が実施されるため、議員みんなが地方選挙に集中しています。

果たして、保守党はどのくらい議席を失うのか  かなり苦戦を強いられることは、間違いありません 

この辺りについても、明日か明後日くらいに動画で配信できれば嬉しいです。








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関税同盟を巡る仁義なき戦い

今の若い人は、仁義なき戦い とか、知らないんだろうなぁ


仁義なき戦い




* 関税同盟を巡る駆け引き
先日 動画で説明しましたが 英国議会では関税同盟残留に関して、意見が割れています。

この英国議会での動揺をうまく使ってきたのが、EU側です。うまいですね~



* EUからのオファー
今朝わかったことですが、EUは   「もし英国が関税同盟に残留するという選択をした場合に限り、今後交渉がはじまる貿易交渉において、かなり英国の要望を聞き入れる準備がある」  というアプローチをしてきたようです。




* 関税同盟に残留する場合の問題点
英国はEUから離脱する    これがBrexitです。

しかし、関税同盟に残るということは、関税に関しては 「EUの取り決め」 に永遠に従わなければいけないという義務が残ります。

これが意味していることは、EU-英国間の貿易交渉だけでなく、例えば英国と日本との貿易交渉についても、2国間独自の条件が設定できず、EUと日本の条件をそのまま英国は受け入れること意味しています。

現在は、トルコがEUとの間で関税同盟を築いていますが、トルコは相当不満を漏らしていることもあり、英国は二の足を踏んでいる状態とも言えるでしょう。



*  Brexit委員会
本日、メイ首相はBrexit委員会を招集すると伝えられていますが、時間を調べてもわかりません。午後4時までは判ったので、そのあとなのかもしれませんね・・・・


先日 動画で説明しましたが これを書いたあとも、メイ首相は ビジネス界や与野党の議員から、関税同盟残留について真剣に検討して欲しいというアプローチを受けています。

アイルランドも国境問題が一気に片付くので、非常に前向きです。

現時点で判っていることは、関税同盟に残留するのなら、辞任する! と脅しをかけたジョンソン外務相やフォックス貿易担当相は、本気で辞任するつもりではないらしい・・・ ということで・・・・





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メイ首相の決断

アメリカの長期金利が3%ギリギリまできて、ドルが買われています。これについては、明日の FXプライムbyGMOさん のコラム記事で書かせていただきますので、お待ちください~ 



* メイ首相の決断
先週のブログ記事でご紹介した 「英国上院、Brexit後の関税同盟残留を支持」

これを巡り、この週末ずっと 「メイ首相は、あれだけ離脱すると約束した関税同盟に残留するという選択をとらざるを得なくなるんじゃないか? そうなると、党首交代ということにも、なるのか?」

この疑問が英国中に満喫していました。

それに対し、首相官邸筋 (  いったい どういう筋なんだ という突っ込みは勘弁してください・・・  ) が今朝発表した話によると、

「メイ首相は自身の考えを変えていない。単一市場(シングル・マーケット)からも関税同盟からも、離脱する」

ということのようです。


メイ首相 PMQ




* 党首交代の可能性について
これに関しては、このあとの原稿書きが終わってから、動画で配信しようと思います。
たぶん 日本の明け方くらいの時間になると思うので、明日 皆さんが起きたら、是非ご覧になっていただけると嬉しいです 

ここでざっくり申し上げますと、もしメイ首相が関税同盟に残留するという考えに変更した場合には、複数の閣僚の辞任が続くようです。同時に、党首チャレンジも行われる可能性が高まっています。

しかし、イギリスはそれをやっている時間、ありません。

2年間の交渉期限が切れるまで、残されたのは、あと340日

このあたりについても、原稿書きが終わってから、動画で説明しますので、よろしく御願いいたします。










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英国上院、Brexit後の関税同盟残留を支持

昨日は FXプライムbyGMOさん のセミナーにご参加いただき、本当にありがとうございました 

そこでお話しした英国議会:上院での動きについて補足させていただきます。



* 上院での動き
昨日のセミナーでもお話ししましたが、英上院でBrexit法案の修正について、2つの内容について採決が取られました。


「Brexit後も関税同盟に残留する   賛成 348票 対 反対  225票」

この賛成票の中の24名は、保守党の上院議員です。



* ここからの動き
昨日の採決で終り! ではなく、ここから上院では 「5営業日」 に渡り、この点について意見の交換をします。この「5営業日」は、毎日続くわけではなく、今後数週間に渡り、続きます。

それが終わったら、「Brexit後の関税同盟残留について」 が、下院に戻ります。




* 下院に戻ってからの動き
下院に戻ってきたら、起こりうることは、2つ

1) 下院で、この採決結果について審議し、この変更を認める

2 下院では認められないので、もう一度 上院で話し合うよう、上院にそっくりそのまま返す  ピンポン方式と呼ばれています


最終的には、下院の・・・・・ つまり、メイ首相が繰り返し語っている 「英国は関税同盟に残らない」 
この通りになるのでしょうが、下院の 「残留支持議員」 たちは、作日の上院での動きを受け、なんらかの行動を起こすような予感がします。


これについては、また次の動きが出た時に、ブログでご紹介したいと思います。


英 上院








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プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX(株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
上田ハーローFX
ロンドンFX:視るブログ
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2013年7月8日より毎週月曜日
マーケット動向について動画配信
することになりました
一緒に頑張りましょう!
~丸わかり! ロンドン発
★欧州経済事情~
欧州の注目テーマを一刀両断!

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私も新イーグル・フライで
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