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英財務特別委員会公聴会

英国中を騒がせている Libor不正操作問題 ですが、先週のバークレイズ元CEO・ダイアモンド氏に続き、本日 タッカー英中銀副総裁 が証言します。

タッカー副総裁


証言開始時間はロンドン時間16:30(日本時間火曜日午前0時30分)

*証言内容での注意点

政治家の関与
既に証言を終えたダイアモンド元CEOの証言によりますと、当時(2008年)の政府関係者数名がタッカー副総裁に対し、「バークレイズのLiborが不正に高めに設定している事に対して調査依頼があった」とされています。
果たして具体的な政治家達の名前が公表されるのでしょうか?

タッカー副総裁の関与度合い
果たして同氏は、一体どこまで深くLibor問題の『不正度合い』について認識/関与していたのでしょうか?

一部の報道によると、英中銀を辞めた元行員の話しとして
タッカー氏とダイアモンド氏の交友関係は10年以上前に遡り、かなり親密な関係にあった  Libor不正操作は特に2007年からの金融危機の時には ’’日常茶飯事’’ の出来事であった などとされているようです。

当然このコメントに対し、英中銀報道官は真っ向からその事実を否定しています。

どういう結果になるのかは判りませんが、来年任期満了に伴い辞任するキング英中銀総裁の後任No.1  の同副総裁の証言ですので、市場はとても注目  しています。


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[ 2012/07/09 20:36 ] Libor不正操作スキャンダル | TB(-) | CM(0)

Libor不正操作問題、その後の進展

2週間くらいずっと英国中が注目していたLibor不正操作問題  ですが、昨日とうとう英SFO  (関連記事 その1、 その2) が、この問題に関する捜査を開始すると発表しました。刑事責任追及に向けた動きが出てくることになり、バークレイズ銀行だけでなく、これに関わった金融機関の今後の株価動向が気になります。

来週に入ると、月曜日にタッカー英中銀副総裁、火曜日にはアギウス・バークレイズ会長がそれぞれ英財務特別委員会公聴会で証言  をします。

特に注目されているのはタッカー副総裁の証言内容ですね。

ダイアモンド氏 メイル

既に報道済みのダイアモンド元CEOが同僚に宛てたメイルでも同副総裁と話をしたことが確認されており、この電話の翌日にバークレイズ銀行が提出したLibor金利は大幅に下落しました。

ダイアモンド・タッカー電話 Libor金利推移

唯一私が心配しているのは、アギウス会長が証言する際に、「この問題はSFOの捜査対象となったので、詳しい証言は (SFOの今後の捜査の支障ともなるので) ここでは具体的な証言は控えたい。」 と言い出すのではないか?という点です。

 SFOとは?
重大不正捜査局(SFO Serious Fraud Office)は、重大で複雑な詐欺・汚職事件を捜査して訴追する、英国政府の独立機関である。司法長官の指揮下にあり、イングランドとウェールズ、北アイルランド地方を管轄している。1987年刑事法で、事件に関することであれば、いかなる人物・企業・銀行にも、機密事項を含む書類の提供や、質問への回答を求められる強制権限が認められており、数多くの海外捜査も支援してきた。
また、ロンドンの金融センターである「シティ」や英国が、世界的に魅力的な商業地であるとの評判を高めるため、良好な企業統治の奨励するため制定された2010年贈収賄法を中心になって執行する機関でもある。


*ドイツ銀行

独連邦金融監督庁 (Bafin)は、Libor不正操作問題で名前が挙がっているドイツ銀行に対し、調査を開始したと昨日発表しました。

具体的にいつなのかは判りませんが、同銀行総裁もバークレイズ同様、ドイツの財務特別委員会と同様の場で証言を求められる可能性もあるようです。

昨日は、この調査開始のニュースを受け同銀行の株価は4%下落  しています。

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[ 2012/07/07 18:47 ] Libor不正操作スキャンダル | TB(-) | CM(0)

Libor不正操作問題について

先ほど帰宅しました。

私が出かけている間にLibor不正操作問題の責任を取って辞任したバークレイズ銀行元CEOのダイアモンド氏による財務特別委員会公聴会での証言が行われました。

直接証言を生中継で聞けなかったので、関連報道を片っ端から読んでみたのですが、思ったよりも「意外な発言」が出なかったという印象を受けました。

本題に入る前にLiborとは何か 
LIBORは、"London Interbank Offered Rate"の略で、イギリスのロンドン市場での資金取引の銀行間平均貸し手金利のことをいう。LIBORは、英国銀行協会(BBA British Bankers' Association)により、一日に一度発表される。毎営業日のロンドン時間:午前11時の時点で、指定銀行(リファレンスバンク)に対して「対銀行貸出レート」をヒアリングし、上下数行の数字を除いた平均値を算出し、「BBA LIBOR」として発表している。通常16の銀行が師弟銀行となる。


*2008年10月29日

これが何の日か  と申しますと、ダイアモンド氏と英中銀タッカー副総裁との間でLiborレートを巡る話し合いを電話  で行った日。

少し横道に逸れて恐縮ですが、このLibor不正操作問題 (以下、Libor事件) に関する日本での報道で、バークレイズ銀行が取った行動内容が全く逆に書かれているのが気になりました   先ほど目を通した 日本経済新聞での報道では 『財務が健全だと装うために実態より低い金利を英国銀行協会に示した』 と書かれていますが、私が知る限りこれは全く反対で、バークレイズは実態より高い金利を示していた筈です。

常識的に考えれば財務が健全だと装うためには、日本での報道のように’’実態より低い金利を提示’’するべきなのでしょうが、どうしてなのか私にも判りませんが  同行は実態よりも高めのレートを提示したようです。

ダイアモンド・タッカー電話 Libor金利推移

実際、どの程度高めのレートを提示しかのか?を調べてみましょう。

このチャートは、0  毎営業日に発表されたLiborレート 
 バークレイズ銀行が提出したLiborレートが「毎営業日に発表されたLiborレートより高い日」  プラス
 バークレイズ銀行が提出したLiborレートが「毎営業日に発表されたLiborレートより低い日」  マイナス 
となっています。

2008年に入ると、バークレイズが提出するLiborレートは、その日の決定レートより常に高めになっている

2008年10月29日、タッカー英中銀副総裁とダイアモンド氏が電話  で話をした日を境に、突然バークレイズの提出するLiborレートは、その日の決定レートよりも低くなってきた。

具体的な数字を挙げますと、この電話があった29日にバークレイズが提示したLiborレートは4%  その翌日に同行が提示したレートは3.4%

他の銀行の提示レートは(29日、30日の順)
HSBC  3.4%  3.15%
ロイズ銀行 3.35%  3%
RBS 3.6%  3.3%
UBS 3.4%  3.2%
クレディ・スイス 3.55%  3.15%
ドイツ銀行 3.45%  3.25%

そもそも両者の間で電話を通して話し合うことになった背景には、複数の政府高官から ’’どうしてバークレイズはいつも他の銀行より高めのLiborレートを示すのか?’’ という質問を受けたタッカー副総裁が、ダイヤモンド氏に電話して問い合わせたからのようです。

これはその電話が終わった後、ダイアモンド氏が同じバークレイズ内部の人間に宛てたメイル  
ダイアモンド氏 メイル
(クリックすると拡大します)

*タッカー副総裁の立場

’’2007年夏に発覚した米サブプライム問題  の悪化を受け金融危機が深刻化している中、バークレイズ銀行の財務状況を正確に反映させるため、2008年に入ってからタッカー副総裁が金利の操作を実施するよう暗黙のうちにバークレイズの背中を押していた’’ という噂が一部では囁かれています。

本日のダイアモンド氏の証言を受け、タッカー副総裁も近いうちに証言をし、自分の身の潔白を証明する模様。

*Libor金利操作と住宅ローン金利との兼ね合い

Libor金利のレベルは、私達が借りている住宅ローンの金利にも当然反映します。最近というか、ここ半年くらいでしょうか....... 英中銀の政策金利はもう何年も0.5%で据え置きになっているにもかかわらず、一部の金融機関 (特にRBS銀行系列とロイズ銀行系列) が提供する住宅ローン金利がメキメキ上昇  していることが話題となっていました。

私はRBSやロイズ銀行など一部国有化されているところは、格付け会社がバッサバッサと格付けを下げていた  当然格付けが下がれば、資金調達が難しくなる   格付けが下がれば下がるほど、上乗せ金利(プレミアム)を払わなければ資金が取れない   そうなると、住宅ローンの金利が上がっても仕方ない という悪循環によるものだと信じていました。

しかしここにきて、Libor事件の余波を受けLibor金利に対する「信頼性」が損なわれたので、各金融機関がLibor金利に頼らず独自の金利を設定し、それが住宅ローン金利の上昇にも結びついているのかもしれない とされているようです。

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[ 2012/07/05 07:47 ] Libor不正操作スキャンダル | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX(株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
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