英テレグラフ紙日曜版の記事Euro 'will be dead in five years'
5年以内にユーロ消滅英総選挙終了以来 初めての大掛かりなアンケート調査を行った英テレグラフ紙ですが、今回は25名のエコノミストを対象に行われました
*ユーロの将来25名中
・12名は 現キャメロン政権中(2015年5月迄)に消滅する
・8名は 2015年以降もユーロは健在
・5名は 分からない
・2015年以降もユーロは健在と答えた8名のエコノミストのうち 2名は、現在の加盟国のうち最低1カ国以上のデフォルト それが原因によるユーロ圏離脱の可能性を見ており、現在と同じメンバーでの「ユーロ」継続はあり得ないと見ているようです。
・25名中 4名のエコノミストは、ユーロ離脱をする国は最弱国であるギリシャではなくて、PIIGS諸国救済に対する限界を感じたドイツが離脱する可能性が一番高い と見ている模様。
・ドイツが離脱した場合は、東欧やデンマークなどが追随する可能性を指摘。その場合 ユーロという通貨が加盟国を変えて継続する事も可能
・ユーロ消滅予想では、ギリシャ/ポルトガル/アイルランドなどがユーロ離脱を余儀なくされ、その過程に置いて ドイツとフランスの関係がぎくしゃくし、最終的に消滅すると見るエコノミストもいます。
*英国経済関連予想・英GDPは 3月の予算案での予想よりも1%以上 悪い数字となる
・GDPは低くても 現政権の赤字削減努力の成果が出て、来年度の政府借り入れ額は予定よりも100億ポンド低くなる
・多数のエコノミストは、英中央銀行の利上げは早くて2012年 又はそれよりも遅くなると予想
タイムス紙日曜版英FSA(金融監督庁)は 現在ユーロ圏で起きているユーロ危機により どれくらいの悪影響が英系金融機関に対してかかるか ストレス・テストを実施しているという記事が載っていました。詳しい内容は書かれていませんが、起こり得る限りの「可能性」シナリオを想定し その時々のストレス度合いを測っているようです。そのシナリオの中には ギリシャのデフォルトも含まれています。
この記事によりますと、ギリシャ/ポルトガル/スペイン向けの英系銀行全体のエクスポージャーは 総額1,000億ポンド相当。私が以前読んだ何かの記事では(曖昧ですみません、どの記事だか すぐに思い出せない) 英国系銀行のエクスポージャーは フランスやアイルランド、オランダ系銀行のそれよりもずっと小さかったのを覚えています。もし それでもイギリスの金融監督庁がこれだけのストレス・テスト実施に動いているのであれば、欧州大陸も同じような行動に出ているのかもしれません。
この記事で おや!

と思った点が2つありました
1)ベルギー危ないという話しは 時々耳にしましたが、ここでは ベルギーを 「北欧州のギリシャ」と呼んでいます。
2)アイルランド今年10月1日までに償還を迎える国債総額は 驚くなかれ なんと740億ユーロ。これは アイルランドGDP規模の50%以上という馬鹿でかい金額です。
ごめんなさい、出かけなければならない。もう既に遅刻です

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加盟時に粉飾していた国が
やっと一段落しそうになったら
そしてまたこんな問題が・・・
もぉ泥沼で 消滅って考えても不思議じゃぁありませんね
金融と財政をの片っぽだけを一体化したツケでしょうけど
それにつけても 日本の財務勘定はどぉなってるんですかねぇ