*英ネーションワイド 住宅価格指数 (5月分) +0.5%m/m、+9.8% y/y本日発表になった住宅価格指数の明細を読んでいて驚いた

のですが、現在の英国の住宅価格は 2007年10月につけたピーク時の価格より約10%低いところまで戻ってきた

という事です。正確には 9.5%なのですが、そんなに戻ってたの~~?

と思わず画面に向かって大声出してしまいました

読み進んでみると、英国の平均住宅価格は2007年10月のピーク

ド底とみなされる2009年2月までに 19.3%下落

したそうです。そして ド底の2009年2月

2010年5月までに 12.2% 上昇

したそうです。引き算すると7.1%となり、9.5%という数字と若干違いますが

まぁ そこはいいとしましょう (大雑把です、私....

)
*住宅販売件数は?そんなに住宅価格が戻しているのなら、私が気が付かないうちに 不動産屋さんではドンドン物件が売れていたのかな?

と思い、RICS (英国王立不動産鑑定士協会) が出している住宅販売件数を調べてみました。
英国にあるごく一般の不動産屋さんが 3ヶ月の間に何件の家を売ったか という数字なのですが、
さぁ ますます住宅価格は上がるぞ~~!

と元気一杯だった2004年は 32件
住宅価格のピーク

をつけた2007年10月のすぐ後は 23.9件
そして現在は 9.5件

となっています。3ヶ月の間に9.5件しか売れていないとは こちらも 改めて驚きましたよ

その最大の理由は 住宅ローン取得の厳しさ

つまり銀行が貸し出しを本格化していない点。
*ここからの住宅市場動向は?通常 イースターがある3~4月から9月末くらいが、住宅販売数がうなぎ登りになる時期です。しかし今年は住宅ローン取得の厳しさだけでなく、6月22日に発表される新政権による緊急予算案で CGT(キャピタル・ゲイン税)上げが発表されるかどうかを見極めてから動く人達が出てくるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。
たしか先週 ここのブログでも触れたと思いますが、キャメロン政権は歳入増を測る意味から 現在一律18%であるCGTを一気に40~50%に上げようとしているみたいです

。 これはたぶん有料記事に書いたかもしれませんが、イギリスでは自宅売却の際に得た収益に対しては無税ですが、2件目以上の不動産 (自宅以外) の売却から得た収益には CGTがかかります。もし 22日の緊急予算案で CGT上げが決定された場合、新財政年度が始まる2011年4月から適用される筈ですので、CGTが18%であるうちに売り逃げしよう!

とする輩が続出すると懸念されています。
そうなった場合、売り物件で住宅市場は供給過多となり 値崩れを起しかねません

。ですので、今回の緊急予算案は 不動産業界にとっても非常に大切なものとなります。
さて 話しはイギリスから スウェーデンに飛びます
*スウェーデン人のユーロ嫌いスウェーデンの金融紙 Dagens Industri が行った調査結果ですが、スウェーデン人の61%がスウェーデンのユーロ加盟に反対、25%が賛成という見方をしている と発表しました。最近のユーロ加盟国による債務問題、そして それに対するユーロ圏諸国の協力体制のぎくしゃく度が 反対理由だそうです。
*ユーロ/ポンド オプション昨日 誰かが 期日を明日金曜日にして ユーロ/ポンド ストライク: 0.8250 のオプションをかなり大きく作った模様。その為 ここからの更なるユーロ/ポンド下落を狙っている人がいるかと思われます。これがなくなるまで ポンドはサポートされるかもしれません
先週金曜日にボイラーの管から漏水し

緊急にボイラー管理のオッサンに来てもらいました (夜9時過ぎてましたが...)。今 その人が来て もう一度 点検、そして やらなければならない管の修理をしてくれます。ちょっと そちらの方に行って来ますね!
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ピークを100として、19.3%下落したのでボトムが80.3[=100*(1-0.193)]、その80.3から12.2%上昇したので90.5454[=80.3*(1+0.122)]。
ピークを100としているので、90.5454とピークより約9.5%低いレベルまで戻ってきている、ということですね(^^