火曜日の朝

マーケットを見ていたら、一旦 リスクを取っても大丈夫かな? という思いがこみ上げて来ました。そして素直に クロス円ロングで入りました。そこそこOKな感触を得たので、利食いオーダーだけ置いて そのまま 午後3時30分にジム

へ出かけました。どうせ 5時30分くらいに帰宅する予定だったので ストップを置きませんでした。しかし ジムにいる間に もう少し長く そこにいなければならない事態になってしまい、最終的に 帰宅出来たのは 夜9時40分くらい

。信じられないでしょうが、6時間 家を空けてしまいました

。で 帰宅後すぐにCNBCを見たら株は下がってるわ、ドル円/クロス円は下がってるわ で 慌てて

PCをつけて 理由も確かめずに 損切りしました。もう 疲れてたので そのまま 軽い夕食を取って寝ました

。昨日の損失額は口座残高の10%に達してしまったので

、今週は取引きしません。それが私の取引きルールです。
今朝 ニュースを調べて やっと昨日の相場の崩れの理由が分かりました。
ドイツ連邦金融監督庁は18日、ギリシャの財政危機によりユーロ圏の国債が急落した事態を受け、ユーロ圏各国の国債空売りを禁止する措置を19日から導入すると発表した。各国債を対象とするクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の空売りも禁止した。ドイツ銀行、コメルツ銀行など大手金融機関10社の株式の空売りも禁止した。ドイツ国内が対象で、来年3月末までの時限措置。株式の空売り規制は、08年秋の金融危機時に米国などが導入した例があるが、国債取引に導入するのは初めてとみられる。この記事では正確に書かれていませんが、調べてみると 今回の空売り規制は Naked部分のみ。つまり 現物手当てのない場合は空売り出来ませんよ!という事ですね。この点を明確に記事で触れていない上記の記事の記者って まずいんじゃ ないッスか?
*普通の空売りと Nakedのみの空売りの違い株なり債券なりを市場で「売る」場合、既に その株/債券を現物のロングとして買い持ちポジションがあり、そのポジションの利食いとして売る (

ポジションをスクエアーにする) のであれば 全く問題ありません。
しかし 現物ロングを持っていないけど、プライスが下がると思うので 売りから入りたい

場合は、対象株/債券を借り入れて それを元にショート・ポジションを建てます。これが普通の空売りです。この場合、どこから 対象株/債券を借りてくるのかと言えば、通常 年金などの機関投資家からです。彼等は 様々なアセットを保有しています。借りる側は借り賃を払いますので、機関投資家も手数料収入が得られます。思惑通り プライスが下がったら、下がったところで利食いして 借り入れていた株/債券を元の持ち主に返却します。
それに対し Naked空売りは、売る側は 対象株/債券を どこからも借りず、やみくもに売り

から入ります。ちまたでは ヘッジファンドなどが利ざや稼ぎの投機的な取引する場合、このNaked空売りという手段を使うと言われています。
今回は 「Naked」部分の空売りのみが規制対象となっていると私は理解しています。英国も2年前だったかな?株式の空売り禁止令を発動した経験があります。たしか ここのブログでも記事を書いている筈なので ちょっと 待って下さいね...
ありました、2008年9月20日に書いてます。
リンクは こちらです。あらら... ここで 空売りの違いをちゃんと書いてますね。まぁ いいや 再度 おさらいという事で 上の記事はそのまま更新します。
*世界主要国株価指数、ユーロ 全面安の理由昨日のドイツのNaked空売り禁止措置を受けて、世界中の株価が下落し それを受けて クロス円も下落、ユーロも下落。
この下落の理由は いくつかあると思っています。
1) Naked空売り発表のタイミングのまずさ2009年のユーロ/ドル安値 1.2458を下抜けて終わった先週金曜日。ある意味 ちょっとした「セリング・クライマックス」

を市場参加者は感じた事に加え、中国はギリシャ危機でガタガタになっている状況下でも、外貨準備の分散投資を継続する方針

であるとWSJ紙が報道した事を好感し

、今週に入り 一旦 ユーロの戻しを「期待」していたマーケットでした。
ところが その「期待」をスッパリ斬ってくれたドイツの発表のタイミングの悪さは ある意味 見事

ですね
2)このNaked空売り規制と同時に ヘッジファンド規制も発表Naked空売りにせよ何にせよ、ECBが加盟国の国債買取に動き出したので、それを応援!しているのかもしれません。
3)昨日の財務相理事会で 改めて「金融取引課税」導入の話し合いが行われた課税導入の話し合いに関しては、欧州に限った事でなく米国も同様です。ただ こういう課税導入に踏み切る場合、主要国が一斉に行わないと、課税導入した市場から 金融機関や取引所自体が撤退し、課税導入していない国や タックスへブンへ移動してしまう危険性を伴います。
あと 一部の金融取引商品のみを課税対象とすると、それに類似した代替的な金融商品取引を誰かが開発してしまう事も考えられます。
4)債券も株も売れないなら 通貨売っちゃおう!一部の欧州系銀行の共通した見方みたいですが、売れるものは売っておこう。規制と全然関係のない通貨

ユーロ売り という発想みたいです。たぶん その根底にあるのは、禁止の規制がある以上 運用者としては 運用リスク手段が絶たれてしまう事になるので、ドイツだけでなく欧州全体から資本が引いてしまう


ユーロ売りとなるからだと勝手に理解しています。
5)ドイツ単独でのNaked空売り規制他のユーロ加盟国は?一緒に動かないの?だったら これって ドイツの金融市場に対する不信任票と受け取って ユーロ売りじゃない? という発想もあるようです。
6)Naked空売り規制発表の仕方これは 私の勘違いかもしれませんが、昨日 ドイツがこの発表をした時、発表の仕方が五月雨式になっており、一体 どの金融商品(例:現物のみか 先物も含まれるのか、債券だけなのか、株もなのか 等)に対しこの規制が適用されるのか、市場参加者に正確に伝わっていなかったような印象を強く受けました。でも とりあえずポジションを軽くする事を優先した為、市場が崩れたという感じです。
すみません

。 この記事を書き始めてから 5時間も経ってしまいました。なんか この相場で いろいろ問題を抱えてしまった個人投資家さん 多いのでしょうか?相談に乗って下さい というメイルが 何件か来ています。もう ロンドン午後1時15分ですが、朝食も まだ 食べてません。お腹すいたよ~~!
最後になりますが、メルケル首相は 「ユーロ圏は加盟国の秩序ある破綻準備の可能性に備える必要がある」 とも語っているようです。彼女自身は準備出来てるのかな?

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