米バロンズ紙オンラインに
ユーロに関する面白い記事 が載っていました。
内容はと言うと、先週発表された7,500億ユーロ相当の欧州緊急支援策にも関わらず、ユーロは1999年発足当時の1.18台(対ドル)を目指す展開になるのではないか

というもの。ユーロがここから更に下落する理由として
1)ECBが政治的圧力に負けてしまった

2)ECBがユーロ加盟国の国債を購入する事になった

これは 特定のユーロ加盟国によるデフォルト (債務不履行) リスクを ユーロ加盟国全体が背負う事となる

3)ECBが無制限にユーロ紙幣をプリントする

通貨価値の下落

4)特定のユーロ加盟国の国債を買い取る事は、その特定国の債務支払能力が高まる事には繋がらない

5)スペイン、ポルトガル、イタリアなどの「感染国」はギリシャ同様の財政危機には直面していないが、感染によるプレッシャー

により それらの国の景気回復が大幅に遅延する危険性が出てきた。
これに加え 世界の中央銀行による外国準備金のシフトに関する興味深い数字が出ていました。
1999年にユーロが誕生して以来、ユーロはドルと並ぶ基軸通貨の立場を築こうと頑張って

来ました。その甲斐があってか

2008年までに 世界の全中央銀行が保有する外国準備金に占めるドルの割合は 72%から62%に低下し、ユーロの割合は18%から28%へと上昇

していきました。
しかし 昨年第4四半期になると、この外準シフトの比率に変化が生じ始めました。第4四半期ですと、まだ世界中がギリシャ危機で騒いでいなかった時期です。この時点で ドル資産に向かった外準比率は 71%に高まっています。ちなみに2009年第3四半期のドル資産比率は48%だったそうなので 凄い比率移動ですね。
最後になりますが、中央銀行の外準比率変動として ここで触れているのは、今後 カナダドル、スウェーデン・クローナ そして 豪ドルが 将来の外準候補団子3兄弟

(古過ぎますね

) として改めて注目

を浴びる! と予測して締めくくっています。
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