昨夜は更新出来ず 御迷惑をお掛けしました。内容を覚えているうちに ザッと書きます。
1)グリーンスパンこの方の中国株式調整警告は もう 皆さん御存知でしょうから 省きます。
2)カナダ水曜日アジアから欧州に移行する時間帯にカナダ売りが見られ あわよくば ドルカナダ 1.09台乗せかのように見えた。この後ろにはCTAの人達によるカナダ円、AUD/カナダでのカナダ売りが大量に出た模様。皆さん御存知とは思いますが CTAとは商品先物取引をメインにやっている人達
このCTAの動きに加え 米Alcoa社による 加Alcan社買収(総額 330億カナダ)提案を加Alcan社株主が拒否、これにより 失望のカナダ売りが出ていたとも推測されます。しかし ドルカナダは1.09台乗せ・定着に失敗。途方にくれたドルカナダ
3)また カナダでも ここで右往左往するカナダではありません! 以前 私もここで記事にしましたロシアNorilsk Nickel社による加LionOre社買収(総額68億カナダ)話しですが Norilsk Nickel社が買収金額を上げるとの観測が流れ 同時に スイス系のスイス円買いが沸きに沸いて カナダ円も つられ高。ドルカナダ1.0800 K/O叩き打ちは時間の問題に見えます。
4)またまた カナダ経常収支は黒字、オイル砂に代表される資源の宝庫 向かうとこ敵なしに見えるカナダ。私も学校の関係で オンタリオ州オタワ(カナダの首都)に住んでいました。学校が終わり カナダのトロントからバンクーバーまで カナダの鉄道を使いカナダ横断したのですが それはそれは大きな国です。
最近になって 資源に恵まれる西側 と 製造業がメインの東側との経済温度差が生じているような話しを目にしました。西側代表 ブリティッシュ・コロンビア州とアルバータ州では 人手不足で賃上げが加速しているのに対し 東側のオンタリオ州やケベック州では カナダ高により製造業が打撃を受け 更に米3大自動車メーカーの経営不振のあおりを追って カナダにある工場の人員・生産量削減に追い込まれているようです。ちなみに 西側カナダ失業率 3.4%に対し 東側カナダ オンタリオ州は6.6%、ケベック州は7.2%。私も 以前 あるカナダ人の友人と ”現在の強いカナダドルを<西側カナダドル>と呼んだ方がいいね”と冗談半分で 話していた事があります。でも それを話していた時のドルカナダは まだ 1.14台だったように記憶してます(笑)
このカナダ高を有効に使う手段の一つは やはり カナダ企業による多国籍企業の買収でしょう。一番 いいのが カナダ企業による日系企業の買収。
私は ドル円を売る最初のきっかけになるのは 外資系による日系企業買収が後を絶たなくなる時だと 常々 思っていました。今年になって 少しづつ 出てきてますよね。ただ まだ 米国による日系買収がメインで 欧州やそれ以外の地域からの買収話しは聞こえて来ません(私が知らないだけ?) カナダ円が 114円(1992年春のレベル)越えて行くようだと その先 どこが 次のターゲットになるのか全く分かりませんが(どなたか 一目N値等のターゲットレベルお持ちですか?)今後の展開が楽しみです
5)スイス火曜日未明から水曜日にかけて スイス中銀Roth総裁、Jordan氏 あと もうひとりの人(名前忘れた)が 次々 最近のスイス安に対する警告をしました。その中で目に付いたのが Roth総裁の発言 ”スイスフラン安によるインフレ懸念には最大の注意を払っている。もし スイス安を止める手段が何もなくなったら 為替介入という手段も可能である”。この人 ずっと介入はしない という発言を繰り返していましたので ちょっとだけ ドキッ。
スイスは ユーロ/スイスのレベル 気に入らないんでしょうね。今 チャートをちょっとチェックしたら 1993年初 1.81台から 2001年の1.43台の50%戻しが 1.63台、もう それを越えてしまったので 次の61.8%戻しが 1.67台です。全く EW知識ありませんので 何とも言えませんが この辺で上昇をストップさせたいSNBの意欲が伝わって来ます
で 言いたかったのは この発言がきっかけだったのかどうか マーケット見てなかったので なんとも言えませんが、水曜日のアジア時間に スイス系の銀行数行が一斉にスイス円でのスイス買いに走ったそうです。一部には カナダ円110円達成、豪円100円達成、ポンド円240達成 次はスイス円100円達成という単純な動機と見る向きもあるようですが Roth総裁が介入をほのめかした日にスイス系数行がスイス円でのスイス買い なんとなく落ち着きません
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