あと10分くらいで EU大統領のサミット総括記者会見が始まる予定です。既にロンドン昼前に 「ギリシャ救済策合意」というニュースが流れました。しかし ユーロは そのニュース後 一瞬 上昇しましたが そこからは 下落の一途を辿っています
救済の詳しい内容が分からないので あまり感情的になるのも 大人げないですが、英国のオンライン新聞を詠みますと 各紙共に 「どうしてギリシャの為に英国民の税金が使われなければならないの?」という素朴な疑問が書かれています。
もちろん EU加盟国である限り 比率に応じた出費は避けられない事くらい みんな知っています。これが IMFからの救済となると これまた 加盟国である英国は出費が避けられません。それも 知っています。
しかし ユーロ使用していないEU加盟国にしてみると 「ユーロを使わない」選択をした事が どこにも 反映されません。私には EU法で そこのところが どうなっているのか 分かりませんが なんとなく 腑に落ちない気分で一杯ですし オンラインの新聞に寄せられる読者のコメントでも この点に触れているものが多いようです。
EUでの集まり(サミット、非蔵相会議など)で ’ユーロという通貨に関する話し合い’ になると ユーロ使用していない英国やデンマーク、スェーデン等は その席から強制的に締め出される と 聞いた事があります。「貴方の国は ユーロを使用していないのだから 聞く権利は ありません」という事でしょう。
もし これが事実であれば どうして 救済でお金が必要な時だけ ユーロ通貨使用していない国の参加が認められるのでしょうか?もちろん EU加盟国である限り 痛みを分かち合う、それが EUの基本である事は 分かっているつもりです。
今回 ギリシャでは なく、ユーロ使用していないEU加盟国、英国、デンマーク、スェーデン、の救済が必要となった場合 果たして EUは こうしてサミットを開いて 「ユーロを使用していないけれど EU加盟国である以上 痛みは全員で分かち合おう。だから EUの救済資金を当てにしてくれ!」 と 言ってくれるのでしょうかね......
とりあえず 救済案が どういう内容になるのか わかりませんが、私達英国民の財布から ギリシャ救済がされると決定的になった場合は (ブラウン首相の責任では ありませんが)労働党は 打撃を受けると思います。もちろん 保守党や自民党の手に負える問題では ないのですが、国民は 自分達の怒りの持って行き場がありません。
既に 英国の銀行救済の為に 私達国民が支払った税金が使われています。今度は ギリシャの銀行/政府の救済に またもや 私達の税金が使われます。これは 大きな問題になりそうな気がしてなりません。英国民は 英国のEU離脱を望む そんな総選挙に発展しないとも限りません。
どうか 取り越し苦労であるように...
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1.36に中国系によるバリアーオプションがあったようです。
ただ中期的なスパンで考えると、このままユーロが落下し続けるのにも更なる材料が必要でしょう。
現在ユーロショートは記録的なレベルに積み上がっています。
一応こんな見方もあるといういことで・・・
http://diamond.jp/series/dol_report/10031/
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0208&f=business_0208_122.shtml
ギリシャの借金の肩代わりに英国も巻き込まれるのですか。
お怒りになるのも当然ですね。