本日発表された2009年英第4四半期GDP速報値が 予想(+0.4%)より弱めの+0.1% q/qとなった事は 前の記事でお知らせしました。改定値が どのような数字になるかも大事ですが、今年第1四半期が 同じくプラス成長と出るのかが それ以上に大切になるような気がします。もし プラスとなったとしても それは 穏やかなプラスであり 急激な回復からはほど遠いものとなるように思えます。財政赤字は記録的な水準にありますから、政府は今年に限らず 今後数年間に渡り 大幅な歳出削減を迫られますが それが起動に乗るまでは GDPの頭を押さえる要因に成ることは間違いありません
本日出た速報値を見た瞬間 「もし VAT上げを控えた駆け込み需要がなかったら 一体 どうのような数字になっていたのかしら?」

と 自問自答してしまいましたよ(笑)
そして 速報値が予想より低いのを見て またか...

とも思いました。たしか 2008年第4四半期から5期連続して 速報値は予想より低い数字を示しています。
来週2月4日には 英中銀金融政策理事会(MPC)があり そこで 政策金利と量的緩和策に関する発表があります。政策金利 0.5%据え置きは 当然でしょうが、この弱いGDPを見ても 英中銀は 量的緩和策終了を発表するでしょうか?
私は個人的に 終了発表すると思っていますが 少しだけ自信がなくなってきました

。一番最近の英中銀四半期インフレーション・レポートで ’将来のインフレ率が英中銀ターゲット内に収まる為には どの程度の第4四半期GDP数字が適切か?’という内容のグラフがあったのですが それによると 確か +0.6% y/y という数字だったように記憶しています。今回 速報値では +0.1%、改定値は たしか 2月末に発表されると記憶していますが その数字が どのようなものになるのか 2月4日のMPCでは 想像もつきません。
クレジット市場回復までには 程遠く、公務員給与凍結も待ち受けています。それを考えると 個人消費が盛り上がるとは思えません。可処分所得も減りますが それでも 個人の貯蓄率は増えるでしょう。だれが 新政権の座についても 政府は 緊縮財政を取らざるを得ませんので どうあがいても 私達個人の懐は 寂しいものとなります。
そう考えると GDPの数字を より魅力的にするには 貿易に焦点が当たってきそうですね。昨年のポンド安の恩恵を受ける形となります
とりあえず ここからのポンドは 本日の弱いGDPを受け 利上げ時期がいっそう 遠のいたという議論が出やすい状態となっていますので 2月4日までは 弱含み推移すると 個人的に思っています。
ちなみに 本日 弱いGDPが発表された後 ポンドは大きく下落

しましたが 英系銀行が 1,000本以上 売り浴びせしたようです。たぶん 相当強い数字が出ると思い ロングにしていたのかもしれません
最後になりますが ポンドとは関係ないドル円のオプションです
明日水曜日(27日) 米系が持っている 77.00 / 91.25 RR満期となるそうです。恥ずかしい

事に これを読んでも じゃぁ どんな動きを予想したらよいのか 分かっていません

。もし 分かる方がおられましたら 教えて下さい!よろしく

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