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イギリスの住宅市場

皆さん 今日わ。今週も よろしくお願いします
今週は イギリス中の学校が 中休みとなります。道路も 普段 ガラガラな時間帯に 渋滞したり、日中の静かな時間帯にスーパーマーケットに行くと 子供が走り回ったりしています

今日は 直接 為替とは関係ないのですが ここ数日 あれ?と気が付いた事を書いてみたいと思います。

先週のイギリス第3四半期GDPが 予想よりずっと悪く ポンドが大幅下落した事は 皆さんのご記憶に新しいと思います。しかし それとは 全く 正反対の事が この週末に起こりました...それは 私の自宅から徒歩2分以内で 3件の家が 先週金曜日~日曜日の間に 売買契約進行中、又は 売買契約完了した事 アップロードファイル

こちらでは 家を売りたい場合 

1) <For Sale>
不動産屋さんに連絡して 家の見積もりを出して貰います。その日のうちに 不動産屋の名前、電話番号が明記された<For Sale>(売りたし)の立て札が前庭に立ちます。
2) <Sale Agreed>
その家に買い手が現れ 売買価格が両者間(売り手、買い手)で合意された後 弁護士を通した契約書類作成が行われます。この時点で 前庭の立て札が<Sale Agreed>(売買契約進行中) と変わります。
3) <Sold>
その後 売買契約が100%成立し 買い手が売り手に対し物件代金を支払い終わると 前庭の立て札は<Sold>(売買契約完了、売約済み) となります。

この3段階の過程を経て ようやく 新しい家に引越しとなる運びです。
1)から2)の期間は その時の不動産市場動向や 地域により 様々。
2)から3) つまり 買い手が現れて 価格合意したら 通常 2~3ヶ月で 全て完了。しかし ここで 何か つまづくと 5ヶ月以上 かかる事も 稀では ありません。
(蛇足になりますが 私の場合 チェーンに引っかかったので 2)から3)までに半年近く かかりました ふるーつ☆Cultivation・泣(小) )スコットランドは別ですが イギリスでは 気に入った家の前に<Sale Agreed>の立て札があっても まだ 売買契約が完了していないので 不動産屋に連絡し もっと高い買値を提示して その家を自分の物にする事は可能です。スコットランドでは 売買価格が口頭で合意した時点で 買い手はその物件を買う義務が生じますので 基本的に<Sale Agreed>期間は<Sold>期間とみなされます

英国で 不動産物件購入希望する人達は お気に入り地域の不動産屋を訪ねるのが一番早いです。しかし 時間が遅くなったり 週末で不動産屋がお休みの場合は その地域を車でぐるぐる廻り <For Sale><Sale Agreed>の立て札が立っている家を探し 翌日 不動産屋に連絡し 物件の見学予約を取るというのが一般的です。

しかし 最近はインターネットの普及により わざわざ その地域まで行かなくても 売りに出ている物件が簡単に調べられる事、そして 売り手の立場としては ご近所の手前や世間体を考えてか <For Sale>の立て札を家の前に立てるのを拒む人が 増えていると聞きました。事実 うちの近所で 売約済みの立て札が 突如として立った全ての家は <For Sale>の立て札が立っていませんでした。つまり わざわざ インターネットで調べない限り それらの家が売りに出ている事は誰にも知られない訳です。ですので たった3日の間に  突如として <Sale Agreed> や <Sold>という立て札が次々と立ったのをみて 「こんなにたくさんの家が売りに出ていたの?」 目 と逆に驚いてしまったのです。

物好きな私は <Sale Agreed> <Sold> のサインを見て すぐにPCを使って 売買金額を確認したのですが ここで 更に 驚いてしまったんですよ えぇ 。3件のうち 1件は 内部の改装が必要なので 2007年不動産価格が天井をつけた時と比べ 約20% 安くなっていましたが、2件のうちの1件は 天井の時とほぼ同じ価格、残りの1件は 天井時よりも 若干 高め? という感じなんです!

話しが前後して恐縮ですが 実は もう1件 自宅から徒歩5分くらいのところで やはり<Sold>の立て札が 約2ヶ月近く 立ったままの家があります。<Sold>の立て札は 通常 1ヶ月もしないうちに 取り除かれるのですが この家は 私が夏休みから帰って来た時 既に<Sold>が立っており 未だに立ったままです。もしかしたら 買い手の資金繰りが 急に付かなくなって 売買契約が不成立になってしまったのかもしれません。

2ヶ月以上 立て札が立ち続けている通りは この週末に3件 <Sale Agreed> <Sold>が出た通りより 約10~20% 高めの価格帯です。当然 この家の売買合意額は この週末に3件連続して売買された物件より 高めだろうと思って 再度 PCで調べたら、逆に 約15% 低めという結果でした。

あくまでも 私の仮定説ですが、2ヶ月前から<Sold>サインが立っている物件は 実際に 売買価格の合意に至ったのは 今年5~6月末くらいだと想像されます。それに対し この週末に3件続けて<Sale Agreed> <Sold>サインが立った物件の売買価格合意時期は 8~9月くらいだと想像されます。つまり この夏を挟んで うちの近所の不動産価格は 一旦 底を打って 上げかかっている最中なのかもしれません。

ここで 考えなければならない事 jumee☆think2
1)住宅ローン貸し出しが 本格化してきたのか?それとも これらの人は 以前に自宅を売却しており、住宅価格が下落し 底を打つのを 待っていた待機組なのか?

2)私が住んでいる地域だけの現象なのか?

実は 今日 昼前から 子供のランニング靴を買うので ちょっと離れたショッピングモールまで車  で行ってきました。自宅から車で20分ほど 北へ行ったところです。行く間に 注意深く <Sale Agreed> <Sold>の立て札が立っているか チェックしたのですが 空振り  でした。帰りは 算数教室のある地域(自宅から車で15分くらい西へ行ったところ)まで迂回して 帰って来たのですが うちの近所に近づく迄 <Sale Agreed> <Sold>は ゼロ 。車で3分ほど 離れたところに1件 <Sold>のサインがありました。


もうひとつ この週末に驚いた事が あるんです。それは それぞれ 違う不動産屋さん2件から手紙が届いた事 。1件目は 「貴方の地域で 売り家を探している人達が 多数 当社にコンタクトを取ってきています。もし 自宅売却をお考えでしたら 是非 当社に仲介役をさせて下さい」という内容のもの。もう1件は 「XXX通り (自宅のある通りと平行して走っている通り) で昨日 賃貸契約を結びました。同様な条件の賃貸物件を探している顧客が 数名おります。もし 賃貸をお考えでしたら 是非 当社にご連絡下さい」というもの。

不動産屋さんから 直接 こういう内容の手紙が届く事は 過去2年間 ありませんでした。まだ 不動産市場が元気 だった頃は こういう手紙が 多い時には 日に数通 届いたものです。こういう種類の手紙は不動産屋さんからだけでは なく、直接 この地域で住宅物件を探している人からも来ます。 内容としては 「貴方の住んでいる通りで 物件を探していますが なかなか 売りに出ません。もし ご自宅を売却する際には 不動産屋さんに依頼する前に まず 私に直接 声をかけて下さい。必ず ご希望の価格で買い取らせて頂きます」という積極的な内容。実際 私のお隣の方は 2年前 こういう手紙をくれた人にコンタクトし 不動産屋さんが出した見積もりより 約1,000万円高い値段で売りました  。

最後になりますが もひとつ 驚いた事があります (長くなって ごめんなさい)。それは 本当に久し振りに クレジット・カード勧誘の手紙が ナント アメリカ  から届いたんです。これは 私がフロリダに行く度に使うホテル関連の会社みたいなのですが そこが 送って来ましたよ、わざわざ イギリスまで。まだ イギリス国内からは クレジット・カードのお申し込み書は どこからも 届いておりません

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最後が 


こんな嬉しい賞を頂きました。受賞に恥じないよう 頑張ろうと思います。応援 よろしく!
[ 2009/10/27 00:54 ] 住宅市場関連 | TB(0) | CM(11)
ロンドン不動産事情
どこかの記事で、先週あたりN20さんが書かれているのと同じような記事(ロンドンでは売りに出されたらほぼ買い手がつく)を読みました。どこでだったか全く記憶にないのですが、思い出したらご報告しますね。今週も応援してます!
[ 2009/10/27 01:09 ] [ 編集 ]
見つかりました記事
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aWtEknUwWB8Y
メールした際、お尋ねしようと思っていたのですが、母娘水入らずをお邪魔したくなかったので、スルーしました(笑)。
[ 2009/10/27 01:29 ] [ 編集 ]
LuciFerさん
今日わ。記事のリンク ありがとうございます

この記事で紹介されている地域は ロンドンのど真ん中と言ってもよいほど セントラルな地域ですので 売買対象は フラット(マンション)だと思いますし 投資物件という意味合いが強い地域だと思います。私は 車で15分も北へ行けば ロンドンを離れるという地域に住んでおりますので 事情は ちょっと違うかもしれません。

以前 このブログでも書いたのですが 私が住んでいる地域は 公立校で進学率がよい学校が2つもある地域(非常に稀)ですので 3~4Bed Roomsの家が売りに出ると 飛ぶように売れていました。しかし 2002年くらいから 有名サッカー選手が 次々と この地域に移り住んだ時期が重なり 一気に住宅価格が 一般人には手が届きにくいレベルにまで上がってしまい、単によい公立校があるから 引っ越しましょう という地域でも なくなりつつ あったんです。
たぶん 今回 <Sold>された家の価格が 2007年ピーク時より高いというのは また サッカー選手が 移り住んでくるんでしょうかね?(冗談ですよ!)
[ 2009/10/27 01:54 ] [ 編集 ]
英国のこの住宅支援策の影響かな・・・と
英国はかなり大胆な住宅支援策をとっているので(頭金不要)
その影響が強いんじゃないかとおもっています。

参考になるかわかりませんが私の記事のリンクをはっておきます。
[ 2009/10/27 07:43 ] [ 編集 ]
こんにちは、
興味深い記事ありがとうございます。
ロンドンの不動産状況は景気底打ちを示唆しているんでしょうか? それともお金持ちとお金を持っていない人の格差が広がっていて余分なお金を持っている人たちが将来を見越して不動産を買っているんでしょうか?つい最近不動産屋の方から聞いたのですがこちらでも余裕のある人たちは不動産を買っているそうです。将来のインフレ懸念と銀行に預けてもあまり利子がつかないという理由で。
イギリス人とドイツ人の不動産に対する考えの違い、興味深いです。
[ 2009/10/27 18:53 ] [ 編集 ]
カワさん
ブログ訪問ありがとうございます。
頂いたコメントのHomeBuy Directスキームですが 対象となる人が First Time Buyersである事、そして 対象物件数が僅か 10,000件である事を考えますと あまり<大胆>という言葉を使うほどの注目材料では ないと 個人的に思っています。ですので このブログでも 記事として取り扱うのを止めた次第です。しかし 既に 日本でも 話題(?)になっているのであれば 後日 機会を見て 記事にします。ご指摘 ありがとうございました
[ 2009/10/27 19:56 ] [ 編集 ]
とらねこさん
お早ようございます

昨日 記事を書いたついでに 私の年金や住宅ローンのお世話をして貰っているファイナンシャル・アドバイザーの人に メイルを出しておきました。夕方 チェックしたら返事が来ていました。私が尋ねた事は 住宅ローンマーケットは回復しているのか という一点だけです。オジサンの返事は 「ロンドン中心部は 海外からのバイヤーが来るから 住宅市場はリカバーしているけど それ以外の地域、特にロンドン以外の地方都市は 現状維持がやっとじゃ ないかな?とにかく 住宅ローンの絶対数が減っているし 銀行は住宅ローン貸し出しに積極的でない状態は 全く変化していない。君の住んでいる地域で3件 物件が売れたのなら きっと 現金を握っている人が 上がる前に買っておこうと思って購入を決断したんだろうね。とにかく 銀行は住宅ローン用の貸し出しは 全く 増加させる様子は 見せてないよ」という事でした。

来年早々 VATが元に戻りますので 駆け込み需要もあるのかもしれません

ドイツは持ち家志向は こちらほど 強くないんですよね?

ところで 新しい財務相って どんな感じの方ですか?
[ 2009/10/27 20:10 ] [ 編集 ]
再びお邪魔します。
新しい財務大臣ですね。Herr Schaeuble(ショイブル)さんというかたです。彼の経歴を簡単に説明したビデオを見つけたのでこれを訳します。大変知性が高く政治的な見解にもすぐれているそうです。元々は2代前のチャンセラー、ヘルムート コール氏の後継者と見られていました。その当時は内務大臣。東西ドイツ統合では影の立役者。2000年に献金スキャンダルで一度は全ての役職を退きましたが2005年にはメルケル氏の元で再び内務大臣に。その時はイスラムのテロリストに対抗する法律の立法化に励みましたが断念。ちなみに彼が車椅子生活を余儀なくされているのは何十年か前にテロリストの手で重症の傷をおったからです。
余計なことですが厚生大臣に選ばれたのはリュースラー氏という36歳の方です。私は彼がテレビに出ていると中国人だと思って正直いってあまりいい感情を持っていなかったんです。いくら中国がこれから益々大事になるとは言えなんでここまで???と。ところが新聞で彼はベトナムからドイツに産まれて9週間の時孤児として来ていて、その時は彼の親も名前も分からなかったらしいんです。あるドイツ人夫婦に引き取られ、その後はもちろん紆余曲折もありながらスクスクと。医者となり政治家に。この記事を読んでから私は単純に彼にがんばってほしいと思うようになったしだいです。本当に単純な私。
ドイツでの持ち家率、今度不動産屋関係の知り合いの方に聞いておきます。

[ 2009/10/27 23:36 ] [ 編集 ]
なるほど、悪性インフレでしょうか。ポンドを無限に印刷するから土地とか実物資産に資金が集中しだしたのかもしれませんね。

現地ならではの貴重な情報ありがとうございます。
[ 2009/10/28 18:59 ] [ 編集 ]
とらねこさん
こんなに詳しい解説 本当にありがとうございます。お手数を おかけしました

ショイブル という発音ですか。全然 発音が分からなくて(汗)困ってました(笑) コール氏の後継者とされていた方なら 見識の高い方なのですね。安心しました

ヘェ~、ベトナム孤児が大臣ですか。そういう点では イギリスより一歩も二歩も前進してますね、ドイツは。彼の奮闘を祈りたいところです。私も カナダに留学していた時 ベトナム孤児の人達と知り合いになりました。皆さん もう 後戻り出来ないから 本当に頑張っているんです。その姿を見て 日本から来て浮かれている自分が恥ずかしくなった事を覚えています

持ち家比率 全然 結構です。たぶん 欧州大陸の国々では イギリスみたいに<持ち家神話>が浸透しているとは 思えません。いつも 本当に 質問ばかりして ごめんなさいねv-289

[ 2009/10/29 01:12 ] [ 編集 ]
匿名さん
コメントありがとうございます。昨日 とらねこさんへのお返事として書いた事を コペピします。これは 私のファイナンシャル・アドバイザーの言葉です 

「ロンドン中心部は 海外からのバイヤーが来るから 住宅市場はリカバーしているけど それ以外の地域、特にロンドン以外の地方都市は 現状維持がやっとじゃ ないかな?とにかく 住宅ローンの絶対数が減っているし 銀行は住宅ローン貸し出しに積極的でない状態は 全く変化していない。君の住んでいる地域で3件 物件が売れたのなら きっと 現金を握っている人が 上がる前に買っておこうと思って購入を決断したんだろうね。とにかく 銀行は住宅ローン用の貸し出しは 全く 増加させる様子は 見せてないよ」

という事です。もしかしたら 天井近くでギリギリセーフで自宅を売却し 好みの物件が出るまで 地蔵のようにジッと待っていたのかもしれません。

くどいのですが 現在 住宅市場が回復されたと持て囃されている地域は例外なく 海外からの購入者や 住宅ローンのお世話にならなくても済む資産家がほとんどなのでは ないでしょうか?一般の人達が なけなしのお金をはたいて やっとマイホームを購入する場合は 住宅ローン無しでは 絶対に不可能です。そのローン市場が復活していない現在 どうしても 回復される地域は限定されてしまうのかもしれません
[ 2009/10/29 02:30 ] [ 編集 ]
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N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

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