火曜日の「FXの流儀」Youtubeライブ 出お話しした金と銀の価格比較。
私はスイス銀行というところで、ディーラー人生をスタートしました。この銀行は現在、UBS銀行と一緒になっていますが、私がいた当時から、通貨や金利取引に加え、貴金属取引も認められていた珍しい銀行でした。
私自身も見習いとして銀行に入ってから、当然ですが金や銀の売買取引のお手伝いをしました。
しかしね・・・・ 為替と違い、金のプライスって 分数(1500 2/3 みたいな) がつくし、私の担当はオーストラリア最大の投資銀行: Macquarie 銀行だったんですが、オーストラリア訛りが酷いわ

プライスに分数がついて全然わからないわ

当時の電話回線は海底を通っているのか知りませんが、雑音だらけでプライスが聞き取れないわ

で・・本当に苦労しました

前置きが長くなりましたが、スイス銀行時代に教えてもらったのが、「金と銀の価格の比率」みたいなもので、日本語では「金銀比価」と呼ぶそうです。
* 金銀比価とは? 「金銀比価」とは金価格を銀価格で割った割合のこと。言い換えれば、その時の金の価格は、銀の何倍なのか? ということです。
これが過去5年間の金銀比価のチャートですが、現在のレベルは、89台。

過去最大は 100 まで行ったことがあるそうですが、89台もかなり高いレベルです。
これが過去一年間のチャートです。
この数字が大きいということは、
・金が割高すぎる
・銀が割安すぎる
これのどちらかです。
今年に入り、米イラン問題やコロナウィルスなど「有事」と呼べることが続いていますので、金が買われるのは当然と言えば当然。

ただし、90手前という高いレベルまで来ているので、イメージとしては金のこれ以上の上昇は、よほど新たな地政学リスクが出てこないと、一旦ガス抜きの価格調整が必要かな?と思っています。
もしその通りになると仮定した場合、(金銀比価が修正(下落)
①金下落/銀上昇
②どちらも上昇するが、マグニチュードは、「銀 > 金」
③どちらも下落するが、マグニチュードは、「金 > 銀」のいずれかになるでしょう。
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