45分前から、ボリスが保守党年次党大会でスピーチしました。
外務相を辞任したため、メインホールでのスピーチではなく、他の会場でのスピーチでした。しかし、そこに詰め掛けた観客は、メインホール以上の数
さすが、いい意味でも悪い意味でも、人の注目を集めるのが上手いボリスです。
Twitterでずらずらと書いたので、こちらにまとめます。

まず、ポンドが上昇した時にボリスが語ったことは、

こういう内容でした。
「 I urge our friends in government to deliver what the people voted for, to back Theresa May in the best way possible, by softly, quietly, and sensibly backing her original plan. And in so doing to believe in conservatism and to believe in Britain. Because if we get it wrong we will be punished. And if we get it right we can have a glorious future. This government will then be remembered for having done something brave and right and remarkable and in accordance with the wishes of the people.
私はこの場を借りて、政府の全メンバーに告げたい。国民投票で国民が選択したEU離脱を、きちんと形にしていこう。そのためには、メイ首相が一番最初に発表したBrexit報告書(2017年1月 ランカスターハウスでの報告書)を支持しようではないか?
それと同時に保守党と英国連合王国を信じようではないか?
もしやり方を間違えれば、我々はそれなりの罰を受ける。やり方さえ間違わなければ、英国には輝かしい将来が待っている。
メイ政権は、国民の意思を継いで、正しく そして勇気のある輝かしい選択をしたと、後世の人々の記憶に残ることであろう。」
そもそも、本日のスピーチでは、
① メイ首相を引き摺り下ろすため、ボリスが首相選を宣言する
② 首相選は示唆せず、メイ首相はリーダーとしての資質がないことを延々と語る
③ 現在メイ首相が支持しているBrexit白書(Chequers)はアカンので、カナダ式に切り替えるべきだと説く
このいずれかになるだろう・・・という予想でしたので、スピーチ会場にあれだけの人たちが押しかけたのだと思います。
最終的に、③ という結果に近い内容になりました。
つまり、もし①になった場合は、ポンドはボコボコになったでしょう。
スピーチではメイ首相が支持しているBrexit白書(Chequers)をボコボコに非難していました。
しかし最後の部分で、 「メイ首相支持 = これ以上のボリスvsメイの戦いは、ひとまず終了」 ということで、ポンドが上昇しました。
ただし、だからといって、1年後とかに、またボリスがメイ首相引き摺り下ろしをしない保証はありませんので、そこはきちんと理解してください。
ボリスが支持したランカスターハウスのBrexit案は、私 ブログであげているはずです。ちょっと探して、のちほどリンクを貼りますね

いきなりですが、
明日 10月3日 20時から、ロンドンよりオンラインセミナーをいたします。
英国のBrexit進捗状況、イタリア危機について、最新情報をお話しさせていただきます。
どなたでも参加できますので、楽しみにしてくださいね~ 


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