やってくれました、蟹さん

実は、この記事の次の次くらいに挙げるブログ記事が、毎週金曜日にアップしている
セントラル短資FXさん
のコラムなのですが、たまたま というか、今週の記事は 「英国中銀 5月利上げ」 についての記事なんです

まさか蟹さんが、この日の夕方のBBCでインタビューを受けるとは知らず、コラムを書いています。
* カーニー(蟹)さんのインタビュー内容各中銀関係者が講演をする場合、中銀ホームページを見ると、場所や講演内容の詳細が事前に発表されます。しかし、新聞やテレビのインタビューは、ここには書かれません。
昨日ロンドン夕方のカーニー総裁のBBCでのインタビューは、寝耳に水でした。
発言内容の重要な部分は、以下の部分。
「Prepare for a few interest rate rises over the next few years.
I don’t want to get too focused on the precise timing, it is more about the general path.
We have had some mixed data. On the softer side some of the business surveys have come off. Retail sales have been a bit softer - we are all aware of the squeeze that is going on in the high street.
We’ll sit down calmly and look at it all in the round. I am sure there will be some differences of view but it is a view we will take in early May, conscious that there are other meetings over the course of this year.」
要約すると、
・今後数年の間に数回の利上げがある
・自分としては、利上げのタイミングにばかりフォーカスせず、利上げ実施の過程を重視したい
・最近の経済指標は、ミックスな結果となっている
・5月の英中銀金融政策理事会 (この時は、Super Thursdayです) では、各自違った意見が出てくることが予想される
・金融政策理事会は、(5月だけでなく)その後も続く
こう言われちゃったら、さすがに5月の理事会で、蟹さんが利上げ票を入れるとは思えませんね。
逆に、こういっておいて、利上げ票入れたら、ボコボコにされるでしょう。
イギリスのトレイダーにとっては、2014年のデジャブー

Unreliable boy friend (移り気であてにならないボーイフレンド) 復活です



2014年以降にFXを始められた読者の方に Unreliable boy friend の説明しますね
*移り気であてにならないボーイフレンド2014年6月24日に財務省特別委員会では、5月に発表された英中銀四半期インフレーション・レポート内容について、議会証言が実施されました。その時に、委員会に出席していた女性議員が、カーニー総裁は政策金利上げの時期に関して、コロコロと発言内容を変える傾向にあるため、 「英中銀の最近の発言を聞いていると、移り気であてにならないボーイフレンドのようだ」 と発言し、話題になりました。この女性議員が言わんとしていることは、約10日前の6月12日に行なわれたマンションハウス・スピーチで、あれだけ利上げ時期を前倒すことを示唆したタカ派色の強かったカーニー総裁が、この日の議会証言では、結構地味な発言に終始していたため、カーニーさんの発言は市場を惑わすだけ、一体なにを伝えようとしているのか判らない!という手厳しい指摘でした。
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