昨日の英中銀金融政策理事会(MPC)では、政策金利 0.5%で据え置きとなりましたが、据え置き決定の投票配分が、コンセンサスの 「9対0」 ではなく、「7対2」 となりポンドは上昇。しかし、同時に発表された
声明文/議事要旨 で、「利上げをしたとしても、穏やかで限定的となるという予想を全会一致で支持」 という部分があったため、全戻となりました。
* 昨日の「7対2」の内訳まぁ わざわざ私が説明する必要もないでしょうが、昨日 利上げ票を入れた2人は、タカ派のマカファーティー理事と、ソーンダース理事。お2人とも、外部理事です。

(クリックすると拡大します)
これは、
英中銀ホームページに載っているリンクをクリック すると誰でも見れる9人の理事達の投票結果のエクセルです。2016年から全てのMPCの結果が載っています。
この表の見方は、
濃い水色が「据え置き票」を入れた理事。順番はアルファベティカルになっています。
濃い青は、利上げ票を入れた理事
薄い水色は、利下げ票を入れた理事
つまり、濃い青 「利上げ票」 を入れた回数が メッチャ多いのが、赤丸で囲んだお2人

マカファーティー理事と、ソーンダース理事です。
そして、緑星をつけたブリハ理事ですが、全ての理事が 「据え置き」を支持しているのに対し、ブリハさんだけ 25bpsの金利カット(利下げ)を支持しているのが、わかります(緑丸の部分)。
つまり、この時点では、 ブリハさん = ハト派 でした。
しかし、最近のブリハさんは、利上げの必要性を説くようになりました。
* 本日のブリハ理事の講演ブリハ理事は、講演の中で「I expect that Bank Rate will need to rise further over the forecast period. The current central outlook is, in my view, consistent with one or two quarter point rate increases per year over the forecast period.
英中銀の政策金利は、今後3年くらいの間で、政策金利を上げる必要性が出てくるだろう
。現時点での中銀見通しをもとにした私の考えでは、(今後3年くらいの間に)25bps利上げを毎年1回から2回繰り返すことを正当化するという意見である。」
と語っていました。
これを受けて、ポンドが上昇しています。

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