昨日から開催されているEU首脳会談(サミット)
今回のメイン・トピックスは、「Brexit交渉内容」
EU全体会議は終了し、
この記事でご紹介した内容 が採用されました。アイルランド国境問題については、まだ完全合意しておりませんが、最終的に落としどころが見つかるだろう・・・ とかなり楽観的です。

今朝 サミット入りしたメイ英首相。バルニエ欧州委員会主席Brexit担当官が、メイ首相の手にキスをしているのが、見えます。こういうところ、フランス人ですね
* 木曜日のサミット昨日木曜日のサミットは、英国で起きた
元ロシア・スパイの暗殺未遂事件 に関して、英国だけでなく、EUとして統一見解を決定し、ロシアにメッセージを送りたい というメイ首相の要請を受け、それについて協議されました。
各国首脳はEUの駐ロシア大使を召還することで合意したようです。ただし、このロシアに対する決断に あまり乗り気でなかったのは、当然ですが、 ギリシャ ハンガリー、そしてイタリア! という話しが聞こえてきました。
デンマークやクロアチア、ラトビアやアイルランド共和国など、一部加盟国は英国に同調し、ロシア外交官の追放も検討するようです。
* アメリカの鉄鋼・アルミ関税について本日、アメリカは 米通商拡大法232条に基づき、鉄鋼・アルミニウム製品の輸入制限を発動します。鉄鋼には25%、アルミニウムには 10%の追加関税を課すようですが、最初から対象外となっていたカナダ、メキシコ以外にも、EU・オーストラリア・アルゼンチン・韓国・ブラジルが、輸入制限の対象から除外すると発表されました。
しかし、他の国はどうだかわかりませんが、
EUの除外に関しては、5月1日まで の時限措置。 EU側は、それまでに、今回の除外を永久措置とするため、動くのでしょう。
* EU統合深化に向けた改革本来であれば、今回のサミットで、メルケル独首相とマクロン仏大統領の2人は、EU統合深化に向けた改革案を披露する予定でした。
しかし、さきほど発表があり、この改革案は6月のサミットで披露されると延期されたようです。


が・・・ 6月のサミット期間中に、サッカーのワールドカップが開催されており、サミット当日は 【ポーランド 対 日本】
の試合が行なわれるそうです。トゥスクEU大統領はポーランド人で、熱狂的なサッカー狂。 たぶん、サミット中は 上の空かもしれません 


最近話題になっているのが、マクロン大統領の任期の低迷。同大統領が打ち出した労働改革に反対する労働組合によるストライキが、フランス全土で行なわれているのも、痛いですね・・・
私の知り合いも、たまたまパリからアメリカに飛ぶ予定でしたが、エアフランス便がキャンセルとメールを送ってきたそうで、別の便の連絡を待っているようです。
今回の労働改革の主旨は、今後5年間で公務員を12万人削減するという内容。
「これまで以上に“アクティブ”なトレード環境の実現」のため、今春、サービスを大幅にリニューアル
