今週は、ポンドが動きます。
金融政策関係での動きについては、
こちらの記事 でまとめました。
政治的な部分では、これから書きます。
* メイ首相のBrexitに関するスピーチ先週から、主要閣僚によるBrexitに関するスピーチが続いています。2月14日には、ジョンソン外務相。2月17日には、ドイツのベルリンで開催された欧州安全保障会議で、メイ首相が話をしました。
内容については、この記事 を参考にしてください。
このベルリン会議には、メルケル首相も出席しており、この時にメイ首相とも個別でお話しをされた模様。
その後のインタビューで、メルケル首相は、「英国特有の条件によるテーラーメイドの離脱があっても、いいのではないか?」 という趣旨の発言をしました。
そして、昨日 メルケル首相はオランダのルッテ首相と会談しましたが、ルッテさんも英国がEUを離脱しても、友好関係を継続したいという強い意思を持っていらっしゃるため、メルケル首相同様、テーラーメイドの離脱に賛成されたそうです。

今までは、英国は 「自分の好きなことだけを押し付けてくる Cherry picking」な国と、EU関係者の間では煙たがられていましたが、英国は何を言われようが、欧州関係者にいじめられようが、自分達の譲れない部分は、頑固として主張してきました。それを、少しづつ 欧州側も受け入れはじめてきたと言えるのかもしれません。
* デービスBrexit担当相のスピーチ本日 オーストリアのウィーンを訪問中のデービスさん。そこでスピーチをする予定です。
* 今週木曜日 閣僚会議今週の木曜日に、メイ首相は閣僚を招いて、Brexitについて協議します。これが最後の会議ではありませんが、英国が描くBrexit像について、かなり詳細が明らかになるような気がします。
今週、まだ日程はわかりませんが、ハモンド財務相が金融街:シティの立ち位置についても、スピーチをする予定です。
現在 EUと英国は、2019年3月29日の「2年間の交渉期間」が終了した後の、「移行期間」について協議しているところです。そして3月にはいると、 (3月1日からなのか、3月中なのかは不明) 英国が最優先したかった貿易交渉の協議に入ります。
その前に、2月23日には、英国抜きの27ヶ国による非公式EU首脳会談が開催されます。
さきほどのポンド上昇については、次の記事で書きますね
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