あまり 円について書かない私です。その理由は、円は読者である皆さんのほうが、絶対に詳しいからです。
本日、円高に動いた理由ですが、海外では 日銀の「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」 に注目が集まっていました。
日経新聞の記事を見ると、こう書かれていました。

「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では2018年度の実質成長率の見通し(中央値)を1.4%で据え置いた。好調な世界経済を反映し、委員の予測の最高値と最低値を除いた大勢見通しは前回の1.2~1.4%から1.3~1.5%に切り上がった。
物価見通しも据え置いた。原油価格は上昇しているが、物価動向のカギを握る18年の春季労使交渉の行方を見極める。昨年11月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は生鮮食品を除くベースで0.9%と、日銀が掲げる物価安定目標には遠い。」
(日経新聞 本日 日本時間 13:30)* 海外勢の反応は違った日経新聞の記事の赤字ハイライト部分、「物価見通しは据え置いた」
この解釈が海外では違うようです。
たまたま私が読んだコメントでは、こう書かれていました。
「本日の日銀の経済・物価情勢の展望リポートでの、消費者物価指数(CPI インフレ率)の数字を見たか?
過去14回ではじめて前回の予想より下回った予想を出さなかった。これはたぶん日銀の自信の表れであると同時に、これを達成するには春の春闘での賃上げを確実に日銀はサポートするに違いない」
こんな感じでした。

(クリックすると拡大します)
14 という部分ですが、そのあとに 「回」 なのか、「年」 なのか書いていないんです。私はぶっちゃけ、日銀の展望リポート 読みませんので

よくわかりませんが、さすがに 「年」 ではないでしょう・・・・
ということで、昨年と今回の展望リポートのCPIの部分だけチェックしてみたんですが、14回連続というのは、2017年度はOKですが、2018年度では正解ではないですね・・・
2017年度CPI見通し2017年1月予想 +1.5%

4月予想 +1.4%

7月予想 +1.1%

10月予想 +0.8%

今回 2018年1月予想 +0.8%
2017年度に関しては、海外勢の言う通り、今回と前回(10月)は同じなので、彼らの指摘は正しいです。展望リポートは 「財政年度」 を採用しているので、今年3月末まで入るので、いいのか・・・
2018年度CPI見通し2017年1月予想 +1.7%

4月予想 +1.7%

7月予想 +1.5%

10月予想 +1.4%

今回 2018年1月予想 +1.4%
2018年に関しては、昨年1月と4月の予想が同じなので、14回連続ではありませんね。
ということは、2017年度 という部分なんですかね・・・
ドル円は、110円ミドルに大きな買いがあるらしく、なかなか動きが出てきません。
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