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ダドリーNY連銀総裁の発言

年初から継続していたドル安の動きが、昨夜から収まってきました。

そのきっかけとなったのは、ダドリーNY連銀総裁の講演だったんじゃないか? と、私は考えています。



米 ダドリー




* ダドリー総裁の講演
本当なら、2019年1月に任期切れとなるダドリーさん。しかし、昨年秋に、前倒しで早めに退任すると発表しています。

そのダドリーさんですが、昨日の講演でいろいろな発言をされています。要点をまとめると、

・穏やかなペースで金融緩和策の解除を実施することが望ましい
・利上げを実施することに対する正当性は、高い
・インフレ率はFEDのインフレ目標である2%よりは低いが、緩和策の継続による予想以上に強い経済を考えると、相殺されるだろう
・金融政策だけでなく、財政政策も緩和気味になろうとしている
・2018年にアメリカが3回の利上げに動くことは、決して無理ではない
・もし米経済が予想以上に早いスピードで回復した場合、FEDの利上げに対する姿勢は、さらにアグレッシブとなるだろう
・金利の正常化を目指し、緩和策の解除を始めた当時よりも、現在のほうが金融市場を取り巻く環境は緩和的だ
・2018年GDPは、2.5~2.75%を予想
・現在 4.1%の失業率も、4%以下まで下がると予想 = 賃金も上昇すると予想



ここから先が大事なんですが・・・


「失業率は今後も低い状態が続き、賃金はかなり早く上がっていくだろう。そこに、税制改革による減税が行なわれる。しかし、金融市場を取り巻く環境は、未だに緩和的のままである。そのため、米国の経済は急速に拡大するかもしれず、そうなった場合は今後数年の間に、FEDはブレーキを強く踏まざるを得なくなるかもしれない。そして、それがきっかけとなり、リセッションに逆戻りしたり、ハードランディングとなるリスクも避けないといけない。」



ちなみに、シカゴ・マーカンタイルの 「FED Watch」 では、今年3月の利上げの可能性を、72.6%としています。ダドリーさんの講演前でも、既に 66.5%の利上げの可能性としていたので、3月は確実と言ったところでしょうか?

個人的には、1月31日のFOMCで、声明文の内容が どのように変化するのか  気になっています








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[ 2018/01/16 23:20 ] 米国関連 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

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