下の記事でも書きましたが、英国は ぐちゃぐちゃになっています。
ぐちゃぐちゃ・・・ というのは、私達レベルではなく、保守党内という意味。
* 昨日の保守党会議今朝のニュースはこれがメインですが、昨日 メイ首相は保守党員を集めて会議を開きました。そこでは当然、
12月4日のユンケル委員長とのランチ で合意に至らなかったことを説明したようです。
この会議が始まる前、デービスBrexit担当相が議会で発言したのですが、同相の言い分は、
・英国連合王国に所属する国々は全て、同じ扱いを受ける

北アイルランドだけ特別扱いされることは、ない)
・昨年の国民投票で「離脱」に票を入れた人たちは、英国がEUから離脱するということは、シングル・マーケット/関税同盟からも離脱することを意味していると理解していたはずだ

なにを仰る、ウサギさん

私達はそんなこと、1ミリも説明を受けてません

そして、その会議では、ウルトラ・ハードBrexitを支持するボリス・ジョンソン外務相とゴーブ環境庁長官は、
「メイ首相は
ランカスターハウスでの演説 で、英国はシングル・マーケット/関税同盟から離脱するハードBrexitを選択すると語った。いまさら急に ソフトBrexitへの方向変換を迫る訳ではありませんよね?」
と語っています。
* メイ首相の決断は、まだわからないが・・・・今朝の報道を見る限り、アイルランド国境問題を解決するために、メイ首相が選べる選択肢は、
・シングル・マーケット/関税同盟に残るソフトBrexitを選択する

保守党の強硬派は内乱を起こすでしょうが、議会での採決では、可決される可能性が高い
・北アイルランドだけ特別扱いする

当然DUP党との閣外協力は解消され、保守党は少数派政権となります

スコットランドやロンドンも特別扱いしてくれ!と訴えてくるでしょう
・答えが出せない

党首(=首相)交代?
いずれにしても、本日ロンドン時間昼12時 (日本時間 21時)から、英国議会恒例の 「PMQ 首相に質問」コーナーがあります。ここでは、与野党の党首がやりあうのがメインですが、出席している議員からの質問も受付ますので、本日のPMQは非常に面白いものとなることは間違いなく、そこで メイ首相の本音やBrexitに対する態度、いつブリュッセルに飛ぶのか?
それに対する答えが出てくるかもしれません。
