10月14日(土)の会場セミナー10月16日(月)の上田ハーローFXさんのオンライン・セミナーそれぞれでお話しする予定ですが、Brexitの先行きがますます混沌としてきました。
* 白紙状態でのEUからの離脱の可能性今までに、メイ首相やボリス・ジョンソン外務相などが、
「中途半端に悪い条件でEUから離脱するくらいなら、いっそのこと、白紙状態で離脱する方が、ずっとまし」
という内容の発言をしていました。これを英国では、「cliff edge」と呼んでおり、この漫画のコヨーテのような状態をさします。

本日行われた議会証言に出席したハモンド財務相は、Cliff edge なBrexit には大反対している人物ですが、証言台で
「cliff edge のBrexit、つまり白紙状態で離脱する可能性が絶対にない!とは言えない」
と語り、閣僚でははじめて、正式に白紙状態のBrexitの可能性を認めたことになります。
* 本日のタイムス紙1面今朝のタイムス紙1面に
「ハモンド財務相、ハードBrexitとなった場合、Brexit用の特別枠を設定し、万が一の時に備えた資金を手元に置いておくことは、しない」という内容の記事が載っています。

この記事について、同財務相は議会証言の中で、
「白紙状態でEUから離脱した場合、英国のビジネスなどはパニック状態になる。それを救済/緩和するための特別予算枠を設けることは、ない。もし、それをするのであれば、医療や教育など国民の必要とするサービスの予算を削ることを意味するからである。」
と語りました。
しかし、その後の証言で同財務相は若干 発言内容を和らげ、
「最悪の事態となれば、予算をどこからか、捻出せざるを得なくなるだろう。その場合は、医療や教育費に手をつけることにもなりかねない」 とも語っており、政府は現時点で、Brexit用の特別予算枠を全く設定していないことがわかりました。
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