今日はこれが最後の記事です~
このあと、セミナーの準備しないと間に合わない件・・・
* 心穏やかでないポン様Brexit交渉が遅々と進まず、景気も芳しくなく・・・ それらを受け、ポンドが元気ありません

週末に
上田ハーローFXさんの 【視るブログ】 のパワポ資料を作りながら、いろいろ調べていたのですが、どうやら 英国のトレイダー達は、最近のポンド安に対し一抹の不安を抱いている模様。
その理由は、
「ポンド実効レートが、昨年6月の国民投票以来の安値にかなり近いレベルまで下がってきている」 からでした。
* チャートでチェックしてみましたこのチャートは私が作ったもので、最初のチャートは、英中銀 ポンド実効レート。下のチャートは、英国の消費者物価指数(インフレ率 CPI) の順

(クリックすると拡大します)
実効レートに関しては、一番最新の数字は、9月4日 74.9488

Brexit以降の最安値は、73.9145 ですので、かなり近づいてきています

そして、ここからが重要な点です

2番目のCPI のチャートにピンクの☆をつけましたが、それはポンド実効レートが 73.9145 の最安値をつけた昨年10月。
その後、CPI はうなぎのぼりに上昇しています。この上昇の大きな部分は、「ポンド安」であることは疑う余地がありません。
となると、
現在の 「最安値からさほど離れていないポンド安水準」 が長く続いてしまうと、 「ポンド安によるインフレ率上昇」 と 「Brexitによる不透明さを嫌気した景気低迷」 が同時に起きることにもなりかねません。* インフレ上昇でも利上げが出来ない英中銀
すぐ下の記事でご紹介したサービス業PMI とGDPの相関性は、非常に高いのですが、英中銀の政策変更のタイミングも、このPMIとの相関性が高いんです。
これがそのチャートです。

このチャートーを見て言えることは、
「過去にサービス業PMI が、このレベルにいた時に、英中銀が利上げをしたことは、1度もない」
FXプライム by GMO さんで、はじめてWebセミナーをやらせていただくことになりました。
秋からの相場は、伝統的にボラティリティーが高まる傾向があります。私が住む英国では、年に一度の党大会シーズンでもあります。この動きに乗るためにも、このセミナーでは英欧の経済・政治・金融政策をお話し、ここからの政策手段予想などを交えてお話しできたらなぁ~ と思っています。
どなたでも参加できますので、皆様のご参加をお待ち申し上げております
9月13日(水) 20時~21:30