テーパー・タントラム(Taper tantrum)
2013年春以降にFXを始められた方は、聞いたことがない言葉かと思います。
これは、
2013年5月にアメリカの量的緩和策(QE)の縮小(テーパリング)観測を巡り、報道/中銀関係者の発言にマーケットがあっちこっちに振らされ、 「大きな動揺を招くすっとこどっこい相場」 となった時期を指す言葉です。
タントラム という単語は、癇癪(かんしゃく)のような現象を指します。
つまり、
テーパー(テーパリング)・タントラムとは、 【テーパリング(Tapering)】と、【癇癪(Tantrum】を組み合わせた造語。
それから4年経った今、今度は欧州中銀(ECB)の量的緩和縮小や利上げなどの金融政策変更の可能性が出てきたため、ユーロを取り巻く環境

通貨や株価、資金の流れが、「かんしゃく(市場が動揺する状況)」を起こす番なのでしょうか?
本日のECB理事会について、こちらの市場関係者のコンセンサスとまで強いものではなりませんが、一部の意見としては、
・ドラギ総裁は、これ以上のユーロ高を誘発するような発言は、避けるのではないか?
・これ以上のQE額の増額はアナウンスしないが、期間の延長という手段で、QE総額が結果的に増える という発表は、もしかしたらあるかもしれない
という感じで、予想以上にハト派的な感じになっています。
個人的には、本日のECB理事会の前に、どうしてわざわざ 8月のジャクソンホール経済シンポジウムに出席するリーク記事を、WSJ紙が流したのか? そのあたりがちょっとね・・・

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