「移り気なボーイフレンド」 という異名を持つ、蟹 こと カーニー英中銀総裁
またしても、やらかしてくれました

* マンション・ハウス発言6月20日にマンション・ハウスで行なわれた年に一度の講演で、蟹さんは
・利上げは時期尚早
・国内のインフレ圧力は引き続き弱い
・賃金の伸びには力がない
・EU離脱交渉を巡る不透明感が高い
・Brexit交渉の現実に対し経済がどう反応するかを見極めたい
と発言。
* 本日のECBパネルドラギECB総裁や、日銀の黒田総裁と一緒に出たパネル・ディスカッションで、蟹さんは
・金融政策による景気刺激をいくらか解除することが必要になる公算は大きい
・利上げの決定に際しては、 ① 消費の伸び鈍化を企業投資など他の分野の需要がどの程度補うか ② 賃金と単位労働コスト ③ 欧州連合(EU)離脱に対する経済の反応の3点に留意
と、緩和の一部解除にある程度、前向きな発言を・・・・

実は、私の2冊目の本の発売日が決まり、アマゾンでキャンペーンをやることに決まりました。そこで、一昨日は朝からずっと、このキャンペーン用のレポートを書いていたのです。その中で、蟹さんの「O M G利上げ

」 についても書こうかな・・・と考えていて、現在 実は執筆中なんです (アマゾンのキャンペーンについては、明日か明後日にもご紹介します

)
なので、ここではあまり詳しく書けないのですが、マンションハウスからわずか1週間の間で、ここまで発言内容が変わるんかい

まぁ、よくよく考えれば、これと同じことは昔もありましたので右往左往したくありませんが、唯一の驚きは、
「この1週間、何も新しい経済指標が発表されていない」 のに、考えを変えたこと 
たぶん、昨日公表された「半期に一度の金融安定報告書」 内容で、利上げの必要性を感じる箇所があったのかもしれませんが、なんかなぁ ちょっとなぁ・・・ と思います。
いずれにしても、本日の蟹発言により、
英翌日物金利市場における英中銀の最初の利上げ、2019年初旬から、一気に2018年5月まで早まっています。6月26日から、新興国通貨のスプレッドが大幅に縮小されました 


