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英中銀ハト派理事の驚き発言!

今から40分前に、エリザベス女王の施政方針演説が行なわれました。

これについては、のちほど書くとして、このポン様急騰の背景を簡単に説明します。



*ホールデン英中銀主席エコノミストの驚き発言
この写真の左側、ピンクのシャツを着ている方が、英中銀主席エコノミストの「ホールデンさん」

MPC の中では、ハト派に属する理事です。


英中銀 カーニー ホールデン


ちょっと変わった方のようで、就任当初はカーニー総裁と仲良くやっていけるのか? 結構心配する声が多かったのですが、なんとなく普通に仲良くされているように見受けられます。


で、本日 ホールデンさんの講演テキストの一部 貼ります。全部は訳しませんが、「こんなこと言うてはる・・・」 ということを下に書きますね。


Having weighed the evidence, I think that the balance of risks associated with tightening “too early”, on the one hand, and “too late”, on the other, has swung materially towards the latter in the past six to nine months. The risks of tightening “too early” have shrunk as growth and, to lesser extent, inflation have shown greater resilience than expected. And if policy tightened “too late”, this could result in a much steeper path of rate rises later on, contrary to the MPC’s collective expectation that Bank Rate would increase ‘at a gradual pace and to a limited extent’.

過去6~9ヶ月の間に発表された経済指標を見ていると、(金融)引き締めを急ぎすぎるリスクと、遅く待ちすぎるリスクのバランスの点から言えば、後者のリスクの方が大きくなってきたように感じる。


As the balance point between these risks has shifted over the past 9 months, that has left me judging that a partial withdrawal of the additional policy insurance the MPC put in place last year would be prudent relatively soon, provided the data come in broadly as expected in the period ahead.

Certainly, I think such a tightening is likely to be needed well ahead of current market expectations.


この過去9ヶ月のバランス・シフトを考慮した場合、昨年 (Brexit決定後) 追加で実施した「追加緩和」の一部を解消することが望ましい。そして、いかなる引き締め手段を実施する場合は、マーケットが予想している時期より早めとなる可能性が高いようだ。



How soon is “relatively soon”? I considered the case for a rate rise at the MPC’s June meeting. I felt then there were strong grounds for holding back until later in the year, for two reasons. First, despite upwards pressure on inflation, there are still few signs of higher wage growth. And despite robust surveys, there is still some chance of a sharper than expected slowing in the economy. Both are reasons for monetary policy not to rush its fences. Nor does it need to do so, given the slow build of nominal pressures in the economy.


「(マーケットが予想するより) 早めとは、どのくらい早い時期を指しているのか?」
6月の金融政策会合で利上げとなることも考えたくらいだ。しかし、以下の2つの理由から、引き締めになるとしても今年後半がせいぜいかな・・・と考え直したのである。

最初の理由は、インフレ率が大きく上昇しているのはわかっているが、賃金上昇率がインフレを押し上げている訳ではないことである。各種のサーベイでは英国の景気は大丈夫だという内容になっているが、経済が予想以上に低迷するリスクが残っていると思う。



Second, there is the election. This has thrown up a dust-cloud of uncertainty. Financial markets-wise, that is manifesting itself in a weaker exchange rate. It is unclear what twists and turns lie ahead, with potentially important implications for asset prices and, at least potentially, confidence among businesses and consumers. I do not think adding a twist or a turn from monetary policy would, in this environment, be especially helpful in building confidence, at least until the dust-cloud has started to settle.

2つめの理由は、先日の総選挙結果である。ここからの英国の政治は、不透明感でいっぱいだ。


Provided the data are still on track, I do think that beginning the process of withdrawing some of the incremental stimulus provided last August would be prudent moving into the second half of the year.

いろいろな理由を挙げたが、昨年追加した緩和分に関しては、年後半にも縮小するのが望ましい。






昨日、カーニー総裁は 「早い時期の利上げは必要ない」という趣旨の発言をしました。
そして、今日はほぼ正反対の発言をしたのが、ホールデンさん

一部の金融関係者の間では、このブログ記事の最初にも書きましたが、ホールデンさんがカーニー総裁を困らせようとして、わざわざ このタイミングを狙ったんじゃないか  という見方もあるようです。

でも、どうなのかなぁ  そこまで子供っぽいこと するのかな・・・


あと、最後になりますが、私は日本でのWEBセミナーでも、上田ハーローFXさん  の【視るブログ】 でも、何度も何度も繰り返しお話しさせて頂いておりますが、英国における賃金上昇率の重要さ、これは是非 わかって欲しいと思います。

ポンド取引をするのであれば、せめて 消費者物価指数(CPI)と賃金上昇率は、必ずチェック お願いします 








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[ 2017/06/21 20:43 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX(株)さんで 連載スタート
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