昨日まで英国は3連休でした。私も久しぶりにロンドンを離れ、昨夜戻りました。
*三連休に起きた出来事1) 4月29日 EUサミットこの日のサミットでは、EU27ヶ国による 「Brexit」条件を協議しました。かなり厳しい条件 出てます。
2) ユンケル欧州委員会委員長、訪英4月29日のEUサミットに先駆け、首相官邸でメイ首相とお話しをされたユンケル委員長
約5日遅れの今朝のイギリス朝刊一面は、それに関する記事がたくさん出ていました。
これは本日付の英タイムス紙一面です。赤く丸で囲んだ部分が、ユンケルさんに関する記事

(クリックすると拡大します)
3) 独FAZ紙でのセンセーショナルな報道昨日付けのFAZ紙では、ユンケル委員長の本音が書かれたリーク記事が載っており そこでは
「EUと英国のBrexit協議は、成功するチャンスはほぼない。たぶん 50%以下であろう。そもそも、メイ首相と話していると、他の惑星から来た人と話しているようだ。」
ユンケル委員長は、メイ首相との会談を終えてすぐに、メルケル独首相に電話をし、↑ こう語ったと書かれているようです。
つまり、週末に起きたことを考えると、到底 ポンドを買おうという気にはなれないんですね・・・
*シカゴIMM通貨先物 ポンド・ポジション悪い材料が出てポンドが下がっても、結局元に戻ってしまう あるいは、悪い材料よりも、良い材料に大きく反応する
それが最近のポンドです。
どうしてそうなるのか? 気になっているのが、シカゴIMM通貨先物で、ポンドのショートが未だに史上最大に近いレベルになったままである点ですね・・・
*ポンド買い推奨も出てきている今朝見たニュースでは、日本の野村が 「ポンドは年末までに 1.37台かそれ以上」 という予想を出しているようだ・・ という記事を見ました。もちろん、リサーチのレポートとかを読む機会はありませんので、背景の理由はわかりませんが、たぶん インフレ率の上昇が予想以上に高く、英中銀が利上げに追い込まれるという理由もあるのではないか

と考えています。
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