まだ咳は止まりませんが、少しだけ起きていても辛くなくなりました。ということで、一気に仕事してます

今日は本当は娘の引越しを手伝いに行く予定だったのですが、娘のほうも朝早い予定が先方の都合でキャンセルされ、ぽっかりと3時間も時間の余裕が出来たので、「自分でやるから、来なくていいよ! でも、引越しの荷物は自宅に送るので、夕方7時からは絶対に家にいてね!」 という嬉しい言葉
寒いので、外に出たくなかったので、本当に幸せです

私もいきなり5時間くらい、時間が出来たので、お休みしていた1週間のマーケットを調べ直しているところ・・・
そこで目にしたのが、読者の方からの質問でした。
*読者の方からの質問こういう質問です。
「記事読ませていただきました。初歩的な質問で申し訳ないですが、なぜドイツとフランスのイールドスプレッドが拡大するとユーロ安になるのでしょうか?」という内容です。この質問者の方は、2009年からのギリシャ債務危機を経験されていらっしゃらないのでしょう・・・

(クリックすると拡大します)
まず、単語の説明から・・・
イールド・スプレッドとは、長期金利 (ここでは10年物国債利回り) の差 を意味します。ここでは、ギリシャとドイツの2ヵ国を例に取り、それぞれの国の10年物国債利回りの差を出しました。
チャート上の2本のラインは、
1) イールド・スプレッド(長期金利差)
青いライン (左軸)
2) ユーロ/ドル
赤いライン (右軸)*** チャート上の水色ハイライト期間
イールドスプレッド縮小通常は、ギリシャなど債務問題を抱えている国に何かよい材料が出たり、心配事が少なくなった場合、投資家にとっても買い安心感が広がるため、債券価格が上昇し、利回りが下落します。
そういう動きが出るということは、投資家が積極的にリスクを取れる環境が整ったとも理解出来るため、ドイツなどの国債に一時的に避難していた資金が出て行くため、ドイツ国債の価格は下落し、利回りが上昇します。
ギリシャ利回り下落 - ドイツ利回り上昇 =
イールド・スプレッドが縮小する = ユーロにとって安心できる状態*** チャート上の黄色いハイライト期間
イールドスプレッド拡大ギリシャに対する信用不安が増し、投資家がギリシャの国債を手放すために売り、国債利回りが上昇する。それとは反対に、ドイツはユーロ圏でも一番信用力が高く安全であるため、ギリシャから逃げた資金が安全性を求めてドイツに逃避。結果として、ドイツ国債は買われ、利回りは低下する。
上昇するギリシャ利回り - 低下するドイツ利回り =
イールド・スプレッドの拡大 = ユーロにとって不安定な状態過去記事でも丁寧に書いた記事がありました。 是非お読みいただけると幸いです。
3月4日(土) 美子トーク会セントラル短資FXの口座をお持ちのお客さまを対象に、2017年3月4日(土)午前・午後の2回に分けて、
松崎美子さんと直接お話しできる各回定員10名さまのフリートークイベントを実施します。
★当イベント実施後に、当社TwitterなどのSNS投稿の拡散で、お土産をプレゼントします。
■申込方法
口座開設完了後、お客さま専用のページ「マイページ」へログイン。
トップページの「お知らせ」欄に表示されている当イベントのお知らせより申込みページへ移動できます。
申込みの際には、お客さまの取引口座番号の入力のほか、松崎さんへ
「当日聞いてみたいこと」を必ずご入力ください。