本当は昨日書くつもりでしたが、ちょっと仕事が立て込んでいるのと、体調がいまひとつなので、PC消して日本のドラマ見てました。
*IMF ギリシャに関する報告書昨日、国際通貨基金(IMF)は、
【ギリシャに関する報告書】 を発表し、その内容を巡りマーケットではなんだかんだ話しが出てきています。
内容は、IMF取締役会での出来事ですが、通常この手の情報は 「絶対に外に洩れない」 ようにされており、IMFによる支援の決断についても、「全会一致なのか、反対者がいるか」 は公表されないそうです。しかし、今回は「わざと洩れた」 ということで、IMFとしては自分達の考えを外に、 (トロイカ調査団の仲間であるユーロ圏財務相会合とECBに対してだと、私は思っていますが) 出したがっているという風に受け止められています。
今回 洩れ聞こえてきた内容では、誰がどういう意見を持っているかという具体名は出てきてないようですが、24名の理事のうち、数名がこれ以上ギリシャに関わるのは、いかがなものか?という意見を持っているということです。
ただしなぁ 私の理解が間違っていなければ、IMFは2015年8月に決まった第3次ギリシャ支援から、金額的な支援はやっておらず、いろいろなサポート面だけの役割分担だった筈です。
IMFは2015年夏に金融支援から抜けて以来、ギリシャ債務の再編を何度も何度も訴えてきました。しかし、ドイツをはじめとする国々の反対があり、度重なる債務再編は無理だということで、今まできました。
*報告書の内容ギリシャは2010年の金融支援開始以来、たくさんの努力をしてきた。そして、トロイカ調査団による支援で現在まで来ている。しかし、今後の財政運営の安定性を確保するために、更なる債務再編の必要性がある。財政収支の黒字幅に関しても、柔軟な調整が求められ、それを誤った場合、ギリシャ経済の長期的展望にも影響を与える。
という感じの内容にいなっていますが、財政収支の黒字幅 対GDP比に関しては、IMFが1.5%くらい、一部のユーロ加盟国は、3.5%あたりを主張しているようです。
*ダイセンブルーム・ユーロ圏財務相会合議長このIMFからの警告に断固として立ち向かったのが、ユーロ圏財務相会合の議長でした。
ダイセンブルームさんは、
「IMFが使用しているギリシャのマクロ経済指標は、古過ぎる (← そこ?)

ギリシャ経済の改善は継続していおり、IMFはきちんとした最新の数字を使用すべきだ。
IMFのギリシャに対する強硬姿勢には、驚きを感じている。ギリシャの債務再編に関しては、既に一度実施しており、今後は返済条件の緩和ということはあり得るが、大幅な削減は当面考えにくい。」
としています。
*ギリシャ政府関係者もう1ヶ月前くらいかしら?いや もっとかも・・・
ギリシャのツィプラス首相や財務大臣が、「これ以上、EUやECBに痛めつけられるのは無理。人道的問題からも、これ以上、ギリシャ国民に無理強いは出来ない。なんなら、解散総選挙を実施して、他の政党に政権を取ってもらっても構わない。」と、泣きを入れてました。
そして、このIMFの報告書が出てからも、財務大臣は泣きが入っています。
もう疲れちゃったんでしょうね・・・
*ギリシャ国債利回りぐんぐん上がってきていて、2年物はとうとう【危険水域】

と認識されている10%台に突入

(クリックすると拡大します)
明日 2月8日 のWEBセミナー で、もっと詳しいお話しをさせていただきますので、お楽しみに~

*トランプ大統領のTweet
ギリシャはユーロから出て、ドラクマに戻るべきだ。これ以上、ギリシャ問題に関わるのは、完全なる時間の無駄
みんなのFX
新規口座開設 最大 20,000円キャッシュバック 
1,000通貨から取引できますよ~ [emoji:v-441]