今週は、日銀(日本)

FOMC(アメリカ)

Super Thursday(イギリス) と、中央銀行からの政策発表が続きます。しかし、マーケットのかく乱要因になりかねない・・・と、
『視るブログ』 でお話しさせていただいたひとつが、ユーロ圏消費者物価指数(HICP)の数字でした。
年初早々に書いた過去記事 でも指摘しましたが、ユーロ圏の国々の中でも、ドイツなどではインフレ率の上昇が起きています。これに対して、ドラギ総裁は、「最近インフレ率が上昇しているように見えるが、上昇のほとんどは昨年以前に下がった原油価格の調整分。新規のインフレ要因は、全く見当たらない。」と語っていらっしゃいます。
*ドイツ 2017年1月 消費者物価指数(HICP)本日発表されたドイツのインフレ率は、3年半ぶりの高水準となりました

2016年12月 +1.7%

17年1月 +1.9%

内訳とか見ると、サクソニー州のインフレ率 +2.3%なんですよね・・・・ これって、どうなんだろう
*ECB インフレ・ターゲットECBのインフレターゲットは、「2%は超えないが、限りなく2%に近い」という定義です。そして、本日発表されたドイツの1月インフレ率は、この定義そのものの 1.9%となりました。
もちろん、ECBの政策はドイツだけを対象にして決定されるわけではなく、加盟国全てが対象であることは重々承知ですが、最近はドイツからECBの低金利政策に対する苦言が聞こえてきていることもあり、少々気になっています。
*ユーロ加盟国の国債利回り(長期金利)上昇このドイツの予想外に高いインフレ率、特に 「サクソニー州の +2.3% ヤバクね

」 という感じになってまして・・・、ECBの緩和策の早期終了などの観測が一部出てきているのか、ユーロ加盟各国の国債利回り (長期金利) が跳ね上がっています

その後、国によっては落ち着いてきているところがほとんどですが、国際通貨基金(IMF)が債務削減を声高に繰り返しているギリシャや、4月に大統領選を控えるフランス、6月に解散・総選挙の可能性が出てきているイタリアなどは、下がる気配がありません
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