本日より英中央銀行金融政策理事会 (MPC)が始まり 明日(木曜日)ロンドン昼に その結果が発表されます。大方の予想としては 政策金利 0.5% 変更なし、QE(量的緩和)内容の変更もなし という見方。
量的緩和策実施時に 英中央銀行(BoE)は 英国債、社債、CPなどの金融資産を購入する量的緩和策の枠組みを 当面 750億ポンドに設定し 期間は 5月末としました (量的緩和策の枠組に関しては 英政府は総額を1,500億ポンドとしています)。しかし この750億ポンド規模の資産買い取り計画が 効果を出しているかどうかを見極めるには 今なお 時期尚早という考えを MPC理事達は持っています。同時に 量的緩和という措置を英国で行った事がない為 成功した と見極める<程度>が 不明瞭である との指摘もあります。さしあたり 現在までに 英中銀は 総額500億ポンドの金融資産買取を実施しています。
明日の理事会結果発表の時 追加の量的緩和が必要であるか否か 又は 量的緩和実施期間の延長が発表されるのでは?という意見もあります。これは 5月と6月のMPCの席で 量的緩和追加策について検討すると 前々から 言われている為に出た意見でしょう。個人的には もし 追加策が必要であれば 来週 (13日)水曜日に予定されている英中銀四半期インフレーション・レポートと一緒に発表される可能性が一番高いと思っています。
1)あまりにも 当たり前の予想 
政策金利据え置き 0.5%、量的緩和策の変更なしマーケットの反応は ほとんど ない
2)スットコドッコイ 
私たちの期待を裏切り
資産買取額を枠いっぱいの1,500億ポンドに増加し 期間も数ヶ月単位で延長する 又は 今後 1ヶ月単位で期間延長/買取枠増加額の発表を繰り返すマーケットの反応は びっくり仰天

でしょう。
英国債の価格は上昇し

10年債利回りは 30ポイントくらい低下

するでしょう。同時に 英国株式指数も上昇

すると思います。
ただ 為替に関しては マネーサプライの数字がうなぎ登りに上昇する為 ポンドに対しては ネガティブに働く可能性も ありますので 要注意
3)あり得ないよね 
MPC理事達は 現在までの量的緩和策により 英国景気の最悪期は通り過ぎ 回復基調に乗ったと判断し
量的緩和策を当初予定されていた5月末まで続ける必要はない為に即刻打ち切り を発表する。
英国債の価格は下落し

10年債利回りは 30ポイントくらい上がる

でしょう。ポンドは 上昇

株式指数への影響は 不明

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