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ボリス・ジョンソン外務相の失態・IMFからの発表

私は日本人ですが、イギリスに28年も住んでいるので、日常のいろいろは、もう イギリスの習慣がしっくりきますし、政治もこちらの議会の方が身近に感じます。政治家にしても同様で、日本の舛添元東京都知事のお話しを聞いても顔も思い出せない状態ですが、イギリスの政治家ですと、「あ~ あの人ね」と親しみがわいてきます。


*昨日のボリス・ジョンソン外務相の失態
昨日、アメリカのジョン・ケリー国務長官が訪英され、ボリス・ジョンソン新外務相とともに、外務省で記者会見を行いました。そして、この会見に参加したアメリカのメディアの記者達が、ボリスをボコボコにしたのです。私も見ておりましたが、ボリスがこの国を代表する外務相であることを恥ずかしく思ったくらいです。その後、やはり記者会見を見ていたイギリス人達のコメントをチェックしてみると、「どうして、あんな恥さらしの人物を、メイ首相は外務相という重要ポストに任命したのか、理解できない…」 という内容のコメントが多数書かれていました。

ボリスとジョン・ケリー


日本で報道されているかわかりませんので、念のために書きますが、ボリスは英テレグラフ紙のレギュラー・コメンテイターであり、それ以外の新聞にも多数の寄稿をしています。

国民投票の前に、オバマ米大統領が英国を訪問し、EU残留を強く訴えた時にボリスは英国で一番購読者数が多いタブロイド紙のサン紙に 「オバマ大統領は、昔 英国の植民地だったケニアの血統なので、反英感情を持っている。」と書きました。反英感情については、「ケニア黒人の血統を持つオバマ大統領は就任直後、ホワイトハウスの大統領執務室に置かれていたチャーチル英元首相の胸像を英国大使館に返却した。」ことを理由に挙げていました。

このボリスの寄稿を目にしたオバマ大統領は、その翌日に実施されたキャメロン前首相との共同記者会見の場で、「チャーチル元首相の胸像はホワイトハウス2階の私の執務室のドアの外にあり、毎日見ている」と反論したのです。

この人種差別の発言は、保守党だけに限らず、英国議会・英国民全体の反感をかったことは言うまでもありません。そして、昨日の共同記者会見の席で、アメリカ人の記者がこの点に関して質問したのです。

ボリスは、ヒラリー・クリントン大統領候補についても、「ふてくされた口元に冷たい青い目つき、まるで精神病棟にいそうなサディスティックな看護師」という表現を使って、自身のコラム記事に書いています。

そして、英国政府がEU離脱後、貿易面で特に密接な関係を持っていたい中国に対して、ボリスは 「中国は我々の脅威ではない。中国が世界を支配することなどあり得ないし、赤ん坊の頃から北京語を教え込む必要なんてない」と書いています。

外務相という立場にある人物が失言癖であること… 特にBrexitで一番大事な時期であるため、ちょっとだけ心配しています。そして、昨日の会見で質問したアメリカ人記者は、 「英国にとっても、アメリカにとっても、(ボリスのような)このような政治家が本当に必要なのでしょうか?」と質問していたことが印象的でした。


*IMF 世界景気見通しの変更
昨日、国際通貨基金(IMF)は、世界景気見通しを下方修正しました。

IMF 世界経済見通し 2016-7月
(クリックすると拡大します)

先進国のGDP予想は上記のように変更されています。

これを見て驚いたのですが、英国(赤い枠)の今年GDP予想は、ユーロ加盟国(スペインを除く)より、ちょっとだけ良いこと。そして、Brexitで苦労すると思われている来年のGDPも、ヨーロッパ各国と遜色ない数字になっていることでした。

某米銀などは、英国の2017年GDPは「マイナス成長」と予想しています 

どうなるんだろう… 

これからもロンドンからイギリスのことをたくさ~んお伝えしますので、楽しみにしてくださいね 







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N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX(株)さんで 連載スタート
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