約2時間前から ダーリング財務相が 2009年度予算案を発表しました。昨日のブログにも書きましたが 財政赤字額、つまり どれだけ 英国債発行するのかが焦点。額が大きければ 世界中の投資家が 英国債を買わないばかりか 投売りすら出る危険性があるからです
今日は 予算案を TVの前で 一言漏らさずに聞く予定でしたが 急用が入ってしまい 移動中の車

の中で聞く事となり たった今 (午後2時半)帰宅したところです。
予想通り ポンド下落、英株式指数下落、債券下落

と よくもまぁ これだけ 並んで下がってくれました という感じです。
予算案の内容全部を書く時間は 今 ありませんが、ラジオを聞いてて 「マジ~~?」

「冗談でしょう?」

と独り言を言った箇所だけ 今 ここに書きます
1)所得税50%導入昨年11月の暫定予算案で 年収15万ポンド(全労働人口の 1%)以上の人に対する所得税率が 40%から45%に変わりました。今回の予算案で 今度は 45%から50%になりました。
来年予定されている総選挙向けの内容ですね。高額所得者いじめ(?)をし 労働党支持者である低所得層の心象をよくするつもりでしょう。個人的な意見ですが 45%に上げた時 そうとう 非難の声が上がりました。今回 それを 50%にしたら 高額所得者は サラリーの払い先を英国外にする とか 工夫をし(出来る人は... という意味ですが) 政府に入ってくる税収入額は 逆に 減少するのでは ないかな?と思ったりもしています。
追加ですが 年収 10万ポンド以上の人は 年金支払いに関する優遇措置が 撤廃となります。これは 所得税率に換算すると 2%に当たります。つまり 年収15万ポンド以上の人は 所得税50% プラス 2%を支払う事になるのと同じ意味があります
2)ガソリン税冗談かい?と 思わず 運転しながら アクセルを踏み込んでしまった

私です。ただでさえ 先進国中 最高のガソリン税を払っている英国。これは 以前 ブログに書いたのですが 探してる時間ありません。ごめん
それを 更に2ペンス/1リットル(今年9月より) あげるって 言ってました
3)アルコール税2%上がります。それも 今晩午後6時からだって
私 午後 S&P500取引しないで スーパーに ワイン買いに行って来ようかしら.... 本気ですよ!
4)政府借り入れ額 これを聞いた時 車 ぶつけそうになりましたよ、驚いて...
2009~2013年の4年間に於ける政府借り入れ総額は ナント

6,060億ポンド(もしかしたら 聞き間違いだったのかな...)
私の記憶が正しければ 昨年11月に暫定予算案を発表した時 この数字は 3,800億ポンドだった筈。これって 2,260億ポンドも 一気に膨れ上がった訳?

冗談でしょう?
11月から今迄の間 リセッションが加速して 厳しかったのは事実です。
しかし 60%も増えるか?たった半年以内で?

もともと 私は 労働党支持では ありませんが、この数字の膨れ上がり方を聞いた瞬間から もう 絶対に 労働党の出す数字を信用するのを 止めようと 固く心に誓いました
最後に一番 大事な点予算案後 英国債管理局(Debt Management Office = DMO)が発表したところによると
2009年度 英国債(Gilts)発行総額は 2,200億ポンドとなるそうです。大方の見方では 「最悪の場合 2,000億ポンドになるかもしれないよ...

」 という憶測もありましたが その<最悪>を更に上回る酷さ

ひとこと 今世紀最悪の予算案と なりました。労働党は 総選挙 捨てましたね、これで
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こんな嬉しい賞を頂きました。受賞に恥じないよう 頑張ろうと思います。応援 よろしく!
"身体が資本"です。ご無理されませんよう。
英国政府も、"プッツン"してしまったのでしょうか?
それとも、更なる《痛みを伴う構造改革》
の前触れでしょうか?三大金融市場の倫敦
の凋落も、名実ともに終焉に向かってしまうのでしょうか(?_?)
などど、【知ったか】してみました。
See you nextですぅ. (^^)/