ただでさえ、6月の国民投票に向けて、右往左往している英国で、鉄鋼業の業界が、大変なことになってきました
*インド鉄鋼大手: タタの撤退もう昨年くらいかな?その時から、タタが英国から撤退するとか、そういう噂があったのですが、今年に入ってからは、「スコットランドとウェールズにある工場を、他社に売却したい」 と言っていたのですが、イースター休暇が明けてから、いきなり売却対象は、「英国にある『全てのビジネス』が対象となる」 と考え方を変えてきました。
私も知らなかったのですが、英国の鉄鋼業の組合員は2万5000人くらいだそうなのですが、もしタタが英国にある全てのビジネスを売却し、誰も買い手がつかなければ、1万5000人の従業員が解雇されることになるそうです。
英国全体で25,000人で、そのうち、タタが15,000人って、どういうことだ?とビックリしました。
*英ビジネス大臣の発言この緊急事態を受け、未だにイースター休暇が続いているウェールズ自治議会が本日緊急招集されました。
そして、英ビジネス大臣は、今朝 BBCラジオ4に出演し、もしタタが売却した工場やビジネスを買う企業が出てこなければ、英政府が救済に乗り出す可能性もあると語りました。
この根底にある考え方は、2008年のリーマン・ショックの時に、国民の税金を使って銀行救済に動いたのに、今回 これだけの苦境に立たされている鉄鋼業界を見捨てるのか? というものです。
まだ、この政府による介入は具体化されておりませんので、今後の動きを見守るしかないかもしれません。
この問題は、国民投票の時にように、すぐにポンドに影響を与える問題ではありませんが、1万5000人の失業者を出してしまう問題ですので、注意が必要であると同時に、果たして国民全てが自分達の税金で、今度は鉄鋼業を救済することに首を縦に振るのか?
そのあたりもまだまだ意見が分かれるところだと思います。
英国の国民投票が6月23日に決定しましたが、それに先駆け 3月1日から31日にかけて、
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