毎日忙しくて、ブログをじっくり書く時間が取れずに、本当に申し訳ありません。
今週木曜日から2日間に渡り、EU首脳会談(サミット)が開催されます。特に2日目の金曜日は、トルコの首相が参加し、「難民サミット」になるようです。
*3月7日 「難民サミット」少し古い話しで恐縮ですが (どんだけ、きちんとブログ書いてない?私

) 先週7日にEU加盟各国+トルコで、難民サミットを開催しました。いくつもの報道を読み比べてみた結果、その会合で協議された「難民」とはシリア難民に限定しているようです。一部の報道では、シリアとアフガニスタンと書いてありましたが、UNHCR(国際連合難民高等弁務官事務所)が認定した国の難民以外難民とは認めないようです。
気になる合意内容は
・ドイツなどに向けて移動するために、トルコからシェンゲン協定加盟国のギリシャの島などへ移動した難民を、もう一度 トルコに戻す


書いてある意味がわからない方に、簡単に説明しますと…
ギリシャを含む欧州26カ国は、シェンゲン協定という協定を結んでいて、この26カ国のひとつの国に入国すれば、残りの25カ国内の移動の際にはパスポートのチェックがありません。
ですので、難民の立場になると、まずトルコに入ったら、すぐにギリシャに移動したいんです。そうすれば、そこから先は一切パスポートのコントロールなしに移動できるので…
まぁ、難民問題が悪化してから、シェンゲン協定加盟国の中に、国境監視をつけたり、国境を一部閉鎖したりする国が続々と出てきているので、今年に入ってからは、シェンゲン協定は名前だけになってしまっています 
・ギリシャ本土や島から、トルコに再入国した難民数と同じ人数の難民をEU加盟各国は受け入れる
(つまり、トルコに滞在する難民数は、常に一定となる。2,000人/日 を目標としているようです)


これに関しては、私たちはEUサミットの全体会議で合意した内容だとばかり思っていたのですが、サミット翌日になってEU関係者が、「この合意内容は、ドイツとトルコが個別で行った2国間協議で決められたものである。」と語りました。*今週のEU+トルコ首脳会談に向けてつい先ほどですが、上で紹介した
「ギリシャの島からトルコに再入国した難民数と同じ人数の難民をEU加盟各国は受け入れる
(つまり、トルコに滞在する難民数は、常に一定となる。2,000人/日 を目標としているようです)」
これに関して、スペインの外務相が 「この提案には全く合意出来ないし、そもそも国際法に反した違法的内容である。」と語り、問題になっています。
そして、今週のサミット前の「協議内容の草案」では、この取り決めに関して一切触れておらず、「ギリシャに滞在する難民を、あらゆる手段を使い、トルコ側に戻す。」と書かれているだけだとも伝えられてきました。
英国の国民投票の影に隠れ、欧州難民問題の深刻さは、なかなか伝わってきません。しかし、どっちに転んでも、6月23日の国民投票が終われば、この難民問題が大きく取り上げられると考えています。
英国の国民投票が6月23日に決定しましたが、それに先駆け 3月1日から31日にかけて、
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