週末、英国の政治家で人気ナンバーワンのロンドン市長:ボリス・ジョンソン氏が、EU離脱支持を表明したことで、
窓明けスタート となったポンド
英国で一番購読数が多いタブロイド紙:サンが、今朝の一面にこのような写真を使いました。

EU残留支持のキャメロン首相が左側、それに対して、EU離脱支持のボリスが右側
日程が決まったことにより、英国では国民投票に関する関心が日ごとに高まっており、私がいつも聞いているラジオでも、これについてのトークが一気に増えました。
*英中銀理事による議会証言本日、
2月4日に発表された英中銀四半期インフレーション・レポート に関する議会証言が行われました。
出席者は、カーニー総裁・シャフィク副総裁・ブリハ外部理事・ウィール外部理事の4名。
ウィールさんはタカ派ですが、ブリハさんはハト派。シャフィクさんやカーニー総裁は、時と場合により、中立/ややハト派と言う感じです。
インフレ・レポート内容に対する議会証言とは言えども、出てくる質問は国民投票について、そして最近一気に下落速度を速めたポンドに関するものばかり。それに対して、出席者は以下のようなコメントをしています。
・カーニー総裁「英国民投票は、総選挙やスコットランド住民投票と同じような政治イベントとして位置づけており、それ以上でもそれ以下でもない。ポンドのレベルに関しては、言及しないが、オプションのボラティリティー上昇は懸念材料。ポンドのRR、特に下サイドのプロテクションとして市場では国民投票日あたりを期日としたオプションの購入が増えている。これと同様のことがスコットランド住民投票の時にも起きていた。」
まぁ、元ゴールドマン・サックス勤務ということは知っておりますが、かなりマーケットに詳しいですね、この発言
・ウィール外部理事(タカ派)ポンドの価値が落ちているので、インフレリスクがじわじわと出てくるだろう
・ブリハ外部理事(ややハト派) = 欧州の最大手ヘッジファンド、ブレバン・ハワードの元パートナーポンド安は通常のマーケットであれば、インフレ上昇・景気回復のヘルプとなるが、最近の状況はもっと複雑だ
英国の投票前、投票結果、そして投票後の先行きに対する不透明感が、ポンド下落の要因
現在は投資家が不安を抱えているが、将来的には英国の各世帯や企業が出費を控えるなどの動きに繋がる恐れ
最後になりますが、
3月に入ってから、カーニー総裁に対し、国民投票に関する議会証言が実施されるようです。キャンペーンのお知らせ 英国の国民投票が6月23日に決定しましたが、それに先駆け 3月1日から31日にかけて、
セントラル短資FXさん
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キャンペーン をやらせていただくことになりました



この特別現地レポートでは、毎週金曜日のコラム記事では書かない
「Brexit後の英経済 / 株や国債、為替マーケットへの影響 / Brexit後のEU」 について、1万文字以上に渡って書かせていただきました。既に
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