昨夜のドラギ総裁の記者会見内容を見直しているのですが、欧州で話題になっているのが、ドラギ総裁が、前任であるトリシェ前総裁の
トリシェ・コード の一部を「パクった」というお話し
*トリシェ・コードって、何?為替をはじめてあまり時間が経っていない読者の方にとっては耳慣れない「
トリシェ・コード 」という言葉。
前任のトリシェ総裁は、金融政策の変更時期に関して、明確で判りやすいコードワード(慣用句)を使っておられました。
有名なものとしては、
・金融政策変更はないが、市場に対して最初の警告を行うものとして「monitor closely(注意深く監視する)」
・もう少し警戒感を与えるための「monitor very closely(非常に注意深く監視する)
・来月にも金融政策変更があるというシグナルだった「strong vigilance(強い警戒)」
があります。
*昨日のドラギ総裁発言昨日の記者会見で、記者の質問に答えた総裁は、
「We want to be
vigilant, as people used to say in the old times.
古い言い回しだと思われるかもしれないが、ECB理事会のメンバーである我々は、絶対に油断をしてはいけない。」
この vigilantという単語は、トリシェ前総裁のトリシェ・コードの中でも一番緊急度が高く、「来月にでも金融政策変更があるという strong
vigilance(強い警戒) と同じ言葉。
ドラギさんが、vigilant という最強のトリシェ・コードをパクったということは、やはり12月の次期会合での政策変更に向ける意欲は並々ならぬものであるというのが、エコノミストたちの一致した見解のようです。

ドラギさんからマーケットに対して、どのような 「クリスマス・プレゼント」 が届くのか

ワクワク

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