本日のマーケットは、ユーロ安ばかりが目立っていますが、地味に下げているのが、私が住む英国のポンドです。
*55年ぶりのマイナス・インフレ英消費者物価指数(CPI) 4月分 (前年比) インフレ率 予想 0%

結果 -0.1%
(前年比) コア・インフレ率 予想 +1%

結果 +0.8%

英国統計局は、1996年から「インフレ率」の発表を開始しました。ですので、今回のCPIの数字は、統計開始以来、はじめてのマイナス・インフレとなっています。
統計局が、1996年以前のインフレ率を計算したところ、1960年3月にマイナス・インフレを記録しており、実に55年ぶりのマイナス化となりました。ちなみに、その時の数字は、たぶん -0.6%になるだろうとも発表しています。
既に、先週発表された
英中銀四半期インフレーション・レポート でも、英国のマイナス・インフレのリスク

には言及しておりますが、やはり実際にマイナスという数字を見るのとは、インパクトが違います。
*ここからの、英国のデフレ懸念について今回のマイナス・インフレが、今後の継続するのかについて、いろいろ意見が出ていますが、総じて皆さんかなり楽観的です。
最大の理由は、最近の原油高。
私も先週ガソリンを入れにいって、やけにガソリン代が上がっているのに気がつきました。昨年からの原油安=ガソリン代の値下げについて、この国では、「最高の減税効果が与えられた!」と、諸手を挙げて喜んでいたので、値段がまたジリジリと元に戻るようになれば、当然ですが運送費の値上げ

食料品などの値上げ に結びつくでしょう。
つまり、今はマイナスとなっていても、来月か再来月には、(原油価格が現状のレベルで推移する限り) インフレ率はプラス圏内に戻っていくことになります。
そうなると、今後のポンド動向を左右するのは、EU離脱の是非を問う国民投票の実施になるのかもしれません…

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