ECBの国債を含む量的緩和策 (PSPP) が今週月曜日からスタートしました。
初日の月曜日は、ベルギー・ドイツ・フランス・イタリア そしてスペインの10年物国債の購入が行われたようです。
ブルーンバーグの記事によると、個々の取引規模は、せいぜい 1500万~5000万ユーロ。
そして翌日火曜日には、5年物の購入という話しが聞こえてきました。
*ヨーロッパの国債利回り低下が加速先週書いた記事でもお伝えしましたが、
ECBのPSPPでは、マイナス0.2%の利回りの国債までが購入対象 となることが判明しました。
当たり前ですが、ユーロ圏各国の国債利回りは、【-0.2%】というベンチマーク目掛けて、下落 (=国債価格上昇) することは、ほぼ確実です。

このチャートですが、
・白いライン
1987~2004年の10年物日本国債の利回り
・黄色いライン
2004年以降の10年物ドイツ国債利回りこのECBからの発表があってからというもの、ドイツの10年物国債が日本の利回りを下抜けして、とうとう過去に日本が経験したことがない+0.2%台へ突入してしまいました。ECB/ユーロ圏加盟国の中央銀行自身の手で、日本の金利を下回る Japanification が加速しているという皮肉な結果へ
「失われた15年」という有名な言葉があるように、デフレ

日本

超低金利 というのが、おきまりの解釈でしたが、欧州の国債の3割弱が既にマイナス金利となっていることを考えると、最近の日本の長期金利は、≪高金利≫っぽく見えてくるから、不思議ですね~
*Japanification の飛び火相場ここでは私は Japanification という言葉を、「超低い長期金利 (国債利回り)」 という意味で使っていますが、このまま月額:600億ユーロのPSPPが継続されれば、このJapanificationは、
ドイツなどの超コア各国

フランスやオーストリアなどのセミ・コア各国

スペインやイタリアなどの周縁国
こういう順番で、どんどん長期金利の低下が起きてくる筈です。
もし この記事がお役に立ちましたら ポチッ

御願いします!
人気blogランキングへ
にほんブログ村
応援 よろしく御願いします
ウルトラFX

インターバンク直結型
ポンド円の約定率
100%! 

