本当は先週中にこの記事を書こうと思っていたのですが、スイス中銀の件があって、書けずにおりました。
*独シュピーゲル誌の観測記事1月17日に出た記事のようですが、ドラギECB総裁は、メルケル首相とショイブレ財務相と逢い、ECBがやろうとしている≪国債購入を含んだ量的緩和策(QE)≫の内容を説明したと伝えています。
主な内容は、
・加盟各国の中銀が、自国の国債のみを購入する
・購入規模の上限を、債務(国債発行残高)の20~25%と設定する
・ギリシャは、今回のQEの対象に含まれない
*ギリシャからの反応ギリシャの .ekathimerini紙によると、このシュピーゲル誌の観測記事を読み、ギリシャ財務省は震え上がっているようです。
ただし、同省関係者は、「25日の総選挙後に政権を取ると言われているのが、SYRIZA党である点を考慮すれば、ECB理事会で、ギリシャ国債もQEの対象に入れて欲しいという希望は、叶えられそうにない。」 と既に諦めムード…

財務相関係者は、この決断が現実のものとなれば、以下の3つの問題が生じてくると語っています。
1) 事実上のGrexit (ギリシャのユーロ圏離脱) と同じ意味をもつユーロ加盟国全ての金融政策を決定すべきであるECBが、政策内容から加盟国のひとつを外すという決断は、ギリシャはユーロ圏に属していないとみなされたという意味になる
2) 加盟国の国債利回りの2極化QEのサポートを得られないギリシャの国債利回りは、10%を超えて上昇していくと予想される。それに対し、周縁国も含め、他の加盟国の10年物国債利回りは、2%を下回るレベルで抑制される
3) ドラギ発言2012年の有名なドラギ総裁の発言: ユーロを守るなら、なんでもやる!
これはどうなってしまうのか?
このギリシャの取り扱いについて、ECBからの結果が出るまでは、ギリシャの長期金利は下がりたくても下がれません。今週月曜日に9.31%だったものが、火曜日終値では、9.74%まで上昇 (=国債価格下落)

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