本日はドイツ政府がGDP見通しを下方修正したことなどを受け、全般的に弱含んだマーケットとなっています。しかし、その中でも、断トツ売られているのが、ギリシャ国債
*昨日のユーロ圏財務相会合日本とアメリカのマーケットが休場となった昨日、ヨーロッパではユーロ圏財務相会合が開催されました。アジェンダとしては ① ギリシャとキプロスの金融支援について ② 欧州財政政策について ③ 加盟国の予算案について など。
特にギリシャへの金融支援については、かなり激しい議論が展開された模様で、それを受けて本日のマーケットでは、久しぶりにギリシャ10年物国債利回りが7%台へ突入しています


*お前、本気で努力してるのかよ?ちょっと口調が悪いですが、昨日のユーロ圏財務相会合では、こんな感じの会話が飛び交ったような印象です。
アイルランドは昨年の12月に、そしてポルトガルは今年の夏にそれぞれ、EU/IMFによる金融支援から【卒業】し、他の加盟国と同じように、国債入札により、財政運営しています。
現在でも、EU/IMFから金融支援を受けて財政を切り盛りしているのは、ギリシャとキプロスだけ...特にギリシャは、一番最初に支援を受け、未だにその支援にべったりおんぶに抱っこしている状態。
とりあえず、ギリシャの金融支援からの【卒業式】は、今年12月31日に設定されていますが、あと3ヶ月弱の間に、きちんと身の回りの整理が出来るのか?怪しげなムードとなっています。
EUは判りませんが、IMFからは 「たぶん2016年まで、金融支援をずっと続けることになるんじゃないかい?」 という話しが既に聞こえてきているとも報道されていますね…
*早期解散総選挙の噂 
財政再建のために断行している緊縮財政策が国民に人気がないため、サマラス政権は全く安定しておりません。
先週議会で行われた信任投票でも、300議席のうち288人が投票し、賛成 155 vs 反対 131 と、ギリギリでの信任となりました。
ここでは詳しい内容は省略しますが、来年3月に任期切れとなるパプリアス大統領の後継候補の選出を巡り、最大野党: SYRIZA党が虎視眈々と議会の早期解散・前倒し総選挙の機会を狙っており、来年早々あらたな≪ギリシャの政治危機≫がマーケットをにぎわすことになるのは、ほぼ間違いありません。
ちなみに、本来であればギリシャの次期総選挙は、2016年6月
*2015年はヨーロッパの選挙年 
来年はヨーロッパの至る所で総選挙が実施され、政治色の強い1年となりそうです。現在わかっているだけでも
・エストニア 3月1日
・フィンランド 4月19日
・英国 5月7日
・トルコ 6月13日
・ポーランド 10月
・スイス 10月18日
・スペイン 12月20日より前
そして、もしかしたら、ギリシャが前倒しとなって、3月に総選挙かもしれません。
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