米国のインフレ期待値の低下 の影響もあるのでしょうか、昨日のFOMC議事録は予想以上にハト派的内容でした。
*残された金融政策変更手段欧州だけでなく、アメリカでもインフレ期待値の低下について、最近議論が高まってきた気がします。
果たして、ドル高がある程度是正されれば、また2%に向けて上昇するのか?それとも、商品価格の下落など、ドル以外の要因もあっての現象なのか?判断が難しいところです。
最近、
ビジネスインサイダーの記事 を読んだのですが、そこでは 「米国には残された政策変更手段がなく、ここから出来るのは、VE = Verbal Easing つまり口先介入で緩和期待度を高める」 というものでした。
この【残された政策手段があまりない】のは、アメリカだけでなく、ヨーロッパも同じだと私は考えておりますが、果たしてVEでどこまで成果が出るのか、疑問です。
ただし、今後インフレ率の低下が明確になったとしても、テーパリング終了後というタイミングや、政治的圧力もあり、新たな量的緩和(QE4)の実施の可能性は非常に低いと書かれていました。
まぁそう言われてみると、QE3規模の縮小(=テーパリング)が終わって、すぐ次のQE4というのは、全く期待しておりませんでしたし、そもそも雇用市場の回復とともに経済状態が良くなったからこそ、テーパリングの開始に踏み切ったはずです。
それが終了してすぐに、「はい、次のQE4です」 というのは、
そもそもテーパリング実施の時期が早すぎた = FEDのクレディビリティー(信用性)が著しく傷つくことにも、なりかねません。
*やはり英>米か?ここのところ、米英 どちらの当局が先に「金利の正常化=利上げ」に動くのか、議論が高まっておりましたが、昨日のFOMC議事録内容を見る限り、またしても、「英国が先みたいだね」 ということになってきました。
「欧州の景気低迷の影響に対して無傷ではいられない」 と発言したオズボーン財務相。今まで景気のけん引役であった不動産市場も、ここにきて踊り場の局面を迎えた印象が強いです。
主要国の第4四半期GDPがどうなるのか?今から少しだけ心配です
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