週末から 「一気に秋を通り越して、まさかの冬?」 と感じるほど寒くなったロンドン…

少しだけ暖房代をケチッたバチが当たり、昨日から急激に体調を崩してしまい、本日はトレードをお休みしています

「暖房代なんてケチるなよ!」 とお叱りを受けそうですが、この国では部屋ごとの暖房ではなく、家全体の暖房ですので、思いっきりガス代がかかります。電気・ガス料金は3ヶ月に一度請求書が来ますが、冬の間は3ヶ月ごとに1,000ポンド弱の請求書が届くので、泣きたくなります

友人に言わせると、「美子さんとこの請求書は、少し高すぎる。もう少し節約したら?」 (=年がら年中、暖房入れっぱなし…) ということなのですが、この国では 「暖房貧乏」 という言葉もあるくらいで、所得における暖房費の割合が異常に高いんです。特に低所得層や年金受給者の一部では、真冬でも暖房を入れずに過ごさざるを得ない世帯もあるらしく、社会問題にもなっています。
と、暖房費に関する愚痴は、一旦終わりにして、最近感じていたアメリカの利上げのタイミングについて書いてみたいと思います。
*インフレ期待値の低下将来のインフレ期待値を計るものさしとして、
過去記事でご紹介した、【5年先5年物インフレーション・スワップ金利】 これは、ドラギECB総裁が8月末の米ジャクソンホール経済シンポジウムの講演でお話しされ、ECB月報でもほぼ毎月紹介されています。
その米国版とも言うべきものが、5年先5年物ブレークイーブン・インフレ率 のようです。米各地の連銀報告書などでも、時々登場するので、私も名前だけは頭の片隅にありました。

最新版のチャートはどこにも出てなくて、1時間くらいGoogleしていたら、偶然これを見つけました。
本当はQE1が開始された2008年からのものが欲しかったのですが、2009年末からのものとなっています。
*FEDのデュアル・マンデートほとんどの主要国の中央銀行は 「物価安定の維持」 が責務となっていますが、アメリカだけは、① 雇用 ② 物価安定 の2つの責務 (=デュアル・マンデート) となっています。
雇用統計などの雇用関連指標を見る限り、アメリカの雇用市場はそれなりに快適に改善していることが伝わってきます。
しかし、「物価の安定」 に目を移すと、話しは別なのかもしれません。
*利上げじゃなくて、QE4?
チャート上につけた2つの水色の丸は、それぞれQE2とQE3開始の時期 + 青い横線は、一番最近のブレークイーブンのレベルです。
これを見る限り、最近のブレークイーブンのレベルは、過去にQEを開始した時よりも低い

利上げではなく、QE4が必要なんじゃない? と思わせるようなレベルとなっており、ここが非常に気になります…
私は最近の強い雇用統計を見ながら、「下手すると、イギリスよりもアメリカの利上げの方が早くなるの

」 と考えたりしたのですが、このチャートを見てからは、「ヨーロッパだけでな、く米国もディスインフレが強くなり、利上げ時期が予想以上に遅れるのかな

」 という心配に変わってきました。
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