今週は、木曜日がやたら意識されますが、毎日それなりに【重要な指標やイベント】があります。
*6月30日の私のイチオシ指標
・ユーロ圏・6月分消費者物価指数(HICP)速報値5月 +0.5%

予想 +0.6% (前年比)
コアCPI 5月 +0.7%

予想 +0.7%
6月のECB理事会で
マイナス金利導入を含んだ大型緩和策 が発表されました。
まぁ、マイナス金利にしたからと言って、すぐに低インフレが修正される訳はありませんし、この数字がマイナスにでもならない限り、7月の理事会で追加緩和をすることもないでしょう。
現在ECBが出来ることは、6月の決定内容の効果が、どのようにユーロ圏経済に浸透していくのか、見極める時期に入ったと考えられます。
ただし、もし本日発表の数字が、先月の+0.5%を下回り、+0.4%とかになってしまうと、ドラギ総裁はじめECB理事達は心穏やかでは、ないでしょう。
現在言われていることとしては、ユーロ圏のインフレ率は夏が終わるころまで、+0.4~0.6%くらいのレンジの中に入り、秋くらいから徐々に上昇していくのではないか?ということのようです。
・ユーロ圏・5月分マネーサプライM3 / 民間向け信用伸び率/貸し出し私はインフレ率と同じくらい、この数字を気にしています。
1)マネーサプライM33月分オリジナルの数字 +1.1%

3月修正後 +1%

4月 +0.8%

5月予想 +0.7%
どんどん低下しています。あまり日本では気にしている人、いないかもしれないですが、ECBはM3の参考レートを+4.5%に設定してるんですよね... あまりにも低すぎない?
2) 民間向け信用伸び率3月分オリジナルの数字 -2.5%

3月修正後 -2.5%

4月 -2.5%

5月予想 -2.5%
そのうち、民間向け貸し出し 3月分オリジナルの数字 -2.2%

3月修正後 -2.2%

4月 -1.8%

5月予想 -1.7%
とりあえず、民間向け貸し出しは前月より、すこ~~~~~~~~~~しだけ改善するという予想になっています。
冷静に考えれば、11月4日からスタートするECBの銀行監督一元化に向け、欧州の市中銀行のバランスシート審査の真っ最中という事情もあり、秋くらいまでは大きく貸し出しが伸びることはないでしょうから、ECBも苦しい展開を迫られそうですただし、だからといって、今週木曜日のECB理事会で、マイナス金利の幅を拡大するとか、QE策の導入に踏み切るとは、全く考えておりません。

いずれにしても、インフレ率が低ければ/貸し出しが更に減少すれば、ユーロの頭は重くなると考えています。
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