*ゴールドマンサックス本日のFOMCでは、今まで通りのペースで100億ドルのテーパリングが実施されることが予想される。それに加え、経済見通しの若干の下方修正が行なわれ、それが声明文の中で発表されるだろう。
本日のFOMCでの注意点は3つ
1)失業率の修正失業率は前回の経済見通しよりも、低くなると予想。
2)ドット・チャートの変更ドット・チャートでは、2014年から2016年にかけての金利予想の水準が若干下がってくると考えている。特に前回の予想で、2014年に最初の利上げがあると予想した理事は、今回は2015年に利上げ時期を遅らせるだろう。それと同様に、最初の利上げ時期を2015年と考えた理事の中には、それを2016年に遅らす人が出てくるだろう。
3)フォワードガイダンス内容の追加2つのシナリオがあると考える。最初のものは、「失業率数値目標:6.5%は、そのまま継続

もうひとつ何らかの経済指標などを追加」、2つめは、「失業率数値目標:6.5%を撤廃

全く新しい内容のガイダンスを導入」
当行としては、どちらの選択肢も可能であり、どちらかがより可能性が高いとは考えていない。
*バンカメ・メリルテーパリングは予定通り、100億ドルの減額となると予想。フォワードガイダンス内容も変更される可能性が高いことに加え、経済見通し内容も改善されると思われるが、それは決してFEDがタカ派的シグナルを送ろうとしている訳でない点は、しっかり覚えておくべきだ。
フォワードガイダンスに関しては、既に数名のFED理事達が、失業率数値目標:6.5%が今までほど重要でない点について言及しているため、新しいガイダンスでは具体的な数値目標を伴わない内容になる可能性もある。
ここからのFEDは《バランスがとれたアプローチ》を心がけていくと思う。それは、失業率とインフレ率の両方の視点から金融政策を運営し、利上げの必要性が出てくる時期がいつであるかを考えるだろう。本日の声明文では、金融安定に関しても言及があるかもしれない。
最後になるが、経済見通しでは、利上げ時期が(3ヶ月前の予想よりも)遅れることに加え、利上げのペースがより穏やかになることを示唆する内容になると考えられる。
*BNPパリバ銀行本日のFOMCからの発表と経済見通しはともに、ドルのサポートになるとは考えにくい。
フォワードガイダンスでは、失業率数値目標:6.5%を撤廃し、その代わりに、テーパリングが終了しても政策金利は低いままで推移することを強調するような内容に変わると考えられる。
イエレン議長は、今までの米経済の伸びが鈍り、インフレ率も低下しているのは、寒波の影響という一時的要因だと考えているため、この方針に変更がない限り、ドルのサポート要因となりえる。ただし、全般的には、本日のFOMCは、金利・為替ともに、ニュートラルかもしれない。
万が一のサプライズがあるとしたら、それはハト派ではなく、予想以上にタカ派的内容となる可能性も残っているため、その場合はドルのサポートとなる。
*クレディスイス100億ドルのテーパリングが実施されると予想。フォワードガイダンスについては、内容の強化が予想される。ここからのFOMCがやるべきことは、テーパリングが終了しても、低金利がしばらく継続することを、フォワードガイダンスを通して、どのようにマーケットに伝えていくかである。これは、春以降、景気回復が顕著になった場合、かなり難しい問題となっていく。
新しいフォワードガイダンスが発表され、その内容が予想以上にハト派的なものであれば、新興国通貨の上昇が見られるかもしれない。
*HSBC100億ドル規模のテーパリングが発表され、今までの失業率+インフレ率によるフォワードガイダンスは、変更されると考えている。新しいガイダンスは、低金利の長期化を強調する内容となるだろう。
*バークレイズ銀行当行は、100億ドル規模のテーパリングと、フォワードガイダンスの内容調整が発表されると予想している。経済見通しにも注意が必要である。
*クレディ・アグリコレ銀行100億ドルのテーパリング、政策金利据え置き、フォワードガイダンス内容の強化を予想している。
イエレン議長の最初の定例記者会見では、ここ数ヶ月の米経済は予想ほど伸びなかったが、今後も現状ペースでのテーパリングが継続すること+低金利は長期に渡り継続することを、あらためて強調すると考えられる。
5年以上前に、政策金利は0~0.25%へ下げられたが、当行は、あと18ヶ月ほど、この低金利が継続すると予想する。
フォワードガイダンスは、失業率数値目標:6.5%を撤廃し、より幅広い範囲での雇用関連指標を追加すると考えられる。
*コメルツ銀行100億ドルのテーパリングが実施され、このペースは今後も継続するだろう。フォワードガイダンスの失業率数値目標:6.5%は撤廃され、英中銀同様に、余剰生産能力を中心としたアプローチに切り替えられる可能性もある。
イエレン議長の最初の記者会見となるが、本日の次の記者会見は6月18日まで、ない。そのため、政策金利が最初に引き上げられる時期を、それなりに示唆する可能性も高まってくる。
もし この記事がお役に立ちましたら 3段攻めポチッ

御願いします!
人気blogランキングへ
にほんブログ村
応援 よろしく御願いします
ウルトラFX 10月7日デビュー

インターバンク直結 5万通貨から取引出来ます


