記事を書くのが遅くなってしまいましたが、先週金曜日にマーケットの話題になったのが、米国債の大量投げ。
*1,045億ドル規模の米国債売りまずは、2つのチャートをご覧ください。
最初のものは、海外の中銀が保有する米国債残高。
2つめは、カストディアン銀行が毎週発表している「委託保管残高の増減」グラフ

(2回クリックすると、拡大します)
*犯人候補は、ロシアか中国?一体これだけ大量に米国債を投げるって、誰の仕業?
1)ロシア説ウクライナ・クリミア問題を通じ、米欧から制裁を加えると警告を受けたロシア。その腹いせ(?)に、保有している米債を投げたんじゃないか?という説。
ここは感情的にならず、冷静に考えることが必要ですね。
・介入で使用した額ウクライナ問題が起きてから、ロシア中銀が《ルーブル買い・ドル売り》介入をしたのですが、その際のルーブル買いの総介入額は、1,549億7000万ルーブル

ドルにして、約43億ドルくらいだ と言われています。
・ロシア中銀の米国債保有残高昨年末時点での、ロシア中銀が保有していた米国債の残高

1,386億ドル
・今年に入ってからの売却額TICsデータによると、今年1月と2月あわせて、ロシア中銀は、113億ドルの米国債売却に動いていることが判っています。



そうなると、もし犯人がロシアだとすると、手持ちの国債をほとんど全部売ってしまったことになります
2)中国説昨年12月単月で、478億ドルもの米国債の売却に動いた中国
そして、この週末に変動幅を2%に拡大すると発表しました。2012年に変動幅を拡大した時には、
米国債売却の動きは、ありません でしたが、今回は何か特殊事情があったのでしょうか?
いずれにしても、今年5月に発表される3月分の対米証券投資(Tics)の数字を待つ以外、手段なし。
つい先ほど、米財務省高官は、「ロシアが米国債の投売りに出たとは、聞いていない」とだけ、発言していました。
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