週末のクリミアでの国民投票結果を受け、月曜日にEU臨時外務相会合が開催され、制裁内容が協議されました。
EUが...というよりも、ドイツが考えている制裁内容と言うものは、3段階にわかれているとされています。
*第1段階: 停止G8会合開催の停止

プーチン大統領がほとんど気にしない制裁内容
*第2段階: 資産凍結政府関係者や富裕層の口座凍結やロシアの旅行者のビザ支給の停止/訪問先の限定など

資産凍結における問題点は、スイスだけでなく、世界各国の金融センターが一致協力しなければなりません。とりあえず、月曜日の時点では、ここまでの制裁が決定されました。
ビザ支給の停止や訪問先の限定に関しては、ロシア人は夏休みを地中海で過ごす人が多いので、この時期にそれを禁止するということは、効果が期待できるようです。
*第3段階: 深刻な制裁措置ロシアからのガス・原油輸入を禁止する


ロシアは、欧州向けのガス・原油輸出のより、毎日1億ドル程度の収入を得ています。これがストップしてしまえば、ロシア政府の収入の半分がエネルギー輸出の代金であるため、同国の財政そのものが大打撃

を受けます。
ドイツは、自国で消費するガスのうち、35%をロシアからの輸入に頼っていますが、短期的に輸入をストップしても、貯蓄を使えば大丈夫だそうです。(この場合の短期的とは、どのくらいの期間であるかは、定かでは、ありませんが、冬の間の1か月分くらいという見方がされているようです)
ただし、もしこのような状況が現実に起きると、エネルギー価格の急騰が予想され、欧州経済の打撃は避けられません。個人消費もどっと落ち込むでしょう。
とりあえず、経済制裁は加えないという建前ですので、第3段階の制裁発動は、今のところは、ないと見てよいでしょう。
もし この記事がお役に立ちましたら 3段攻めポチッ

御願いします!
人気blogランキングへ
にほんブログ村
応援 よろしく御願いします
ウルトラFX 10月7日デビュー

インターバンク直結 5万通貨から取引出来ます



ロシアのクリミア併合は住民投票により可決されました。アメリカオバマ大統領は反発してロシアの政府系要人の銀行口座の凍結を指示しています。
ウクライナに近いユーロフランポンドはこれから買われるのか売られるのか目が離せません。
こちら様のブログとともに見守っていこう思います。