日替わりメニューの相場が続いておりますが、今週に入ってから、ひときわ私の目を引いているのが銅の下落。昨日もずっとプライスアクションみていて、唖然としていました。

銅と言えば、中国

中国と言えば関連通貨としてAUD

AUDと言えば、資源通貨

資源通貨と言えば、欧州時間は南ア・ランドくらいしか思いつかず

早速値動きを見てみたら、売られています

南ア・ランドが売られると、ほとんど申し合わせたかのように売られやすいのが、トルコ・リラ

試しにリラを見てみたら、欧州オープン早々、売られていましたが、この30分くらい値戻ししています

しかし、トルコの2年債の利回りは5年ぶりに12%直前まで高騰(債券価格下落)。

負の連鎖のようで、なんだか落ち着きません。いずれにしても、欧州の午前中は、株も下げてリスク・オフ色が強い相場展開となっています。
*中国、大丈夫かい?今月7日に、中国政府が太陽光発電関連メーカー:上海超日のデフォルトを承認。政府による本土企業のデフォルト承認は、はじめてのことらしく、シャドーバンキングでのデフォルト増加に対する警戒感が一気に高まってきました。
日本に住んでいる読者の方に、ロンドン在住の私が中国のこと書くのは釈迦に説法で恐縮ですが、これはヨーロッパでも問題になってきていますので敢えて書きました。特に銅の下落に関しては、シャドーバンキングでの資金調達する際に担保として使用される頻度が多いらしく、デフォルト不安が収まらない限り、銅価格の下落が、中国金融市場の逼迫につながる懸念も出ています。ヨーロッパでは、銅の下落をきっかけに、商品市場全体のポジションの見直しや調整を迫られることもあり、それが為替市場へもいろいろな形で影を落とすと考えています。
本日のアジア時間には、Baoding Tianwei Baobian Electric Co.という会社が2年連続の損失を計上し、この会社の社債や株式の取引が一時停止されたようです。これにより、デフォルト警戒感があらためて高まり、銅価格も下落という悪循環
*冴えないヨーロッパ目をヨーロッパに移してみると、これまたあまりいいニュースがありません。
昨日はイタリア最大の銀行;UniCreditが、歴史に残る140億ユーロという減益

を発表し企業収益の悪化懸念という新しい材料が加わった欧州時間でした。
本日はやはりイタリア最大の電力/エネルギー会社:Enelが収益悪化の可能性について言及したのに加え、ドイツの電力/エネルギー会社:E.ONも2014年度の収益は減益になる見通しと、早々今年の収益について警告しています。
今週金曜日の
セントラル短資FXさん のコラムでは、中国について書いてみようと思っています。正直、イギリスから遥か遠い国のことですので、頑張って勉強したいと思っています。為替に関する影響も相当あるような印象を受けましたので、そこもきちんと書いてみたいと思っています
ps南ア・ランドと、トルコ・リラの朝からの売りの背景には、リアルマネー系の動きが観測されているようです。リスク・オフでとりあえずスタートしたヨーロッパ
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