ECB理事会に向けた各行予想です。
*ゴールドマン・サックス主要政策金利3つとも、全て据え置き
*シティーバンク政策金利の変更をする必要は、ないと思うが、ガイダンスの強化や、追加緩和を近い将来実施する可能性を強く押し出すことは、できる。
利下げ以外の緩和策としては、(英中銀が行なった)FLSと似た融資プログラムや、SMPの不胎化を停止することなどが挙げられる。
FLSに似た融資プログラムを実行すれば、ECBのバランスシートは拡大することになる。SMPの不胎化の停止は、QEに向けた一歩と取られるかもしれない。
ECBが利下げに動くかもしれない!と、ユーロをショートにしている人にとっては、ユーロの下落はそんなに激しくないだろうが、(今回なにも発表がなかったとしても)ECBの追加緩和期待は継続するため、ユーロの戻りは絶好の売りチャンスだと捉えている。
*バンカメ・メリル銀行当行は政策金利は据え置きを予想しているが、近い将来利下げも含めた追加緩和の導入リスクを警戒している。
*バークレイズ銀行当行は、本日のECB理事会に先駆けて、ユーロ売り/ドル買いを推奨しており、それは現在も変化ない。
当行は、今月か来月の理事会のいずれかで、レフィ金利を0.15%カット(0.25%から0.10%)、デポジット金利を0.10%カット(0%から-0.10%)すると考えており、マイナス金利導入を予想している。これは、最近のユーロ圏やドイツなどのインフレ率の低下を確認しての判断である。
当行の見解としては、ユーロ/ドルは中期的に下落すると考えており、デポジット金利のマイナス化が実現すれば、下落スピードが増すであろう。
野村: 当行はECBの追加緩和策導入の可能性が高まったと考えているが、ECBはより多数の経済指標を確認し、必要であれば実行に移すつもりでいると思っている。2月の理事会で政策金利据え置きを決定したとしても、将来の追加緩和策導入の期待は継続するであろう。
ちなみに、当行は2月と3月のインフレ率予想を0.7%としている。
*モントリオール銀行コンセンサスは、金利据え置き予想となっているが、レフィ金利の0.05~0.25%カットのリスクは、依然としてあると考えている。たぶん金利カットの可能性は50/50なのではないか?
もし今月は据え置き決定を決定したとしても、中期的なユーロ/ドルの下落に備えてポジションを作るいい機会になるであろう。
*クレディアグリコレ銀行ECBは据え置き決定するであろうが、かなり際どい決定となると考えられる。当行は来月の理事会でレフィ金利のカットを予想している。
ECBが金融政策の変更を決める上で大切な要素は5つ。
1)インフレ予想
2)金融市場
3)クレジット市場
4)経済活動
5)金融市場のボラティリテイー
先月の記者会見でドラギ総裁は、特にインフレ率と金融市場に注意を払っていたという印象を受けた。今月は残りの問題に注意するであろう。
*コメルツ銀行当行はユーロ圏の中期的インフレ見通しは、今後も更に低下すると予想しており、特にコア・インフレの部分はECB予想を下回ると考えている。その結果、ECBはあともう一回、政策金利のカットに動くであろう。しかし、今月は据え置き決定を予想している。
*クレディスイス当行は、3月か4月の理事会でECBは政策金利カットに動くと予想している。その場合、デポジット金利のマイナス化に踏み切るであろう。そうはいうものの、本日の理事会で、金利カットを発表するというサプライズは依然として残っている。
もしそうなった場合、デポジット金利のマイナス化の度合いは、せいぜい0.10%に留まるであろう。
さらに、ECBがSMPの不胎化を停止するという選択肢もある。もし本日その発表があっても、当行は全く驚かない。
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