デイリーメイルという英国の新聞に 住宅市場に関する恐い記事が載っていたので 御紹介します
英ネーションワイドの住宅価格指数は 1952年来 一番最悪の下落 (年率 14.6%)。そして 平均的な英国の住宅価格は 平均的な所得以上の下落を続けているそうです。
具体的な数字を上げますと 英国の平均年収が 約24,000ポンド、つまり 平均的な一日の所得は 65ポンド。これに対し 過去1年間で 英国の住宅価格の平均下落額は 27,000ポンド (1年前の平均住宅価格 £186,044、現在の平均 £158, 872) 一日 約74ポンドの下落だそうです。
2006年2月以降に住宅を購入した人は例外なく 現在の住宅価格以上のプライスを支払っているようです。今後 このペースで住宅価格が下落していくとすると 毎月約60,000件の住宅が ネガティブエクイティ (住宅取得時に組んだ住宅ローン金額より 現在の住宅価格の方が低い状態)となってしまうそうです。
嫌だなぁ~!毎日 74ポンドの下落ってことは 30日で2,220ポンド、ポンド円 160で計算すると 約35万円になる。一言加えさせて頂ければ この辺で 現在の平均住宅価格 £158, 872で買える家なんて ないから、毎日 失う金額は もっと大きいって 事ですよね?嫌だなぁ~~ 知らなければ 良かった
しかし 別の見方をすれば これだけ下がっても 英国の住宅価格は かなり高いレベルにあるという事実。平均賃金 約24,000ポンドに対し 現在の平均住宅価格 £158, 872と言う事は 賃金の6.6倍ですもんね。たぶん 住宅価格がピークに達した一昨年末/昨年夏にかけて 賃金の9倍くらいまで 行ったんですよ。私が英国に来た頃は 賃金の3~4倍でした。20年前と 現在を比べても 何もなりませんが 住宅価格がガンガン上がっている最中でも 賃金の5倍以上というのは 行き過ぎだ という意見がずっと優勢を占めていた記憶があります。
もうひとつ 欧州に関する記事を書こうと思ったのですが これから 子供をドラムのレッスンに連れて行かなければなりません。子供は その後 友人達と合流し ハロウィーンです。私は 子供を降ろしてから しょぼく 一週間の食料品の買出しです。うんざり.....欧州の記事は 週末 又は 月曜日に書きますね!
ps 忘れてた。一昨日 ある特集番組をやっていたので DVDに録画して 先程 早送りでざっと見たのですが 英国の銀行は 中小企業に対して その会社が銀行に対して組んでいるローンの返済を さかんに請求しているそうです。これにより 普通/優良の部分に属する中小企業でさえ 人員削減 酷いのになると 倒産を免れないそうです。たぶん 年末の資金繰りが近づいているのが 大きな理由らしいのですが やるせなくなりました。見ていて腹が立ったのが ローン全額返済の理由が 具体的に明記されていなく とにかく 返せ という一方的な催促である点でした。苦しいのは英国だけではない、銀行の貸し渋りは世界的現象だ と言われれば それまでですが 今後の失業者数は絶望的になるほど 高くならざるを得ないですね。銀行の国営化も含め 政府は 私達の税金を どこまで使えば 気が済むのでしょうか?月曜日だったか 車の運転中 ラジオで聞いたのですが 国民は 最近の政府が取った銀行救済策に賛成をする反面 政府の止まるところを知らない借金が どんな形で いつ 増税と言う形で跳ね返ってくるのか 非常に恐れているそうです。現在の経済状態が歴史的にも例を見ないほど 悪い事は 重々承知していますが いっそ 悪くなるだけ悪くして これ以上 政府借り入れを増やさない事を選択する国民も出て来ているそうです。サステイナビリティ・ルール =ネットの公的部門純債務残高が対GDP比で40%以下のレベルは あってないような存在になりそうです
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私は、携帯電話の「ドルインデックス」というキーワード検索により、こちらへ偶然たどりつきました。
内容が非常に面白かったので、今PCにて拝見させて頂きましたところです。
私は、ドルの行方を追っております。