本日、ウクライナの首都:キエフで大規模の抗議デモが繰り広げられているようです。既に1週間以上、デモをしているのは知っていましたが、こんなに大規模になっているとは、気が付いておりませんでした
*ヤヌコビッチ大統領の決断11月29日にリスアニアで、旧ソビエトに属していた6ヶ国とEUとの間でサミットが開催されました。
このサミットに参加した国々は、ウクライナ・モルドバ・べラルース、そしてコーカサスからは、アルメニア・アゼルバイジャン・ジョージア の6ヶ国

この地図で、緑色に塗られているのが、その6ヶ国です。国名に赤いラインを引きました。


このサミットで、欧州統合協定に関する書類に、署名をするのを拒否したヤヌコビッチ大統領

その判断に腹を立てたウクライナ国民は、即刻政府に対し抗議デモを行いました。
最初は1万人規模のデモだったものが、日を追うごとに参加者が増え、とうとう本日のデモは20万人を超す人たちが参加したと伝えられています。

今回、同大統領が署名を拒否した書類には、ウクライナとEU加盟国間の貿易の自由化、そしてウクライナ人の渡航規制を緩和することなどが含まれているそうです。
それに加え、EUは6億1000万ユーロ規模の融資をウクライナに対し提示したそうですが、同国が「欧州と同じ水準」になるには、最低でも200億ユーロが必要とされ、融資規模の小ささに腹を立てたとも言われているようです。
*ロシアからの圧力同大統領が署名を拒否した背景には、ロシアからの圧力があります。
しかし、当然といえば当然ですが、ウクライナの人にとっては、欧州の一員となり、【自由な】国家となることが夢だそうですが、ロシアはそれは許しません。
EUのバロッゾ委員長は、ロシアの圧力はけしからん!と発言していますが、ま~、そんなことで揺らぐ人達ではないでしょう。
*EUへの参加は?現在の段階は、【将来の加盟】へ向けた最初の一歩という段階で、すぐにEUに加盟する訳ではありません。
旧ソビエトの国々がEUへ加盟?と思うかもしれませんが、EU側にもそれなりの理由があるのです。
例えば、コーカサス地方に属している国々、特にアゼルバイジャンは石油とガスの宝庫。そしてEUに対して輸出を始めています。中東一辺倒のエネルギー政策から脱し、安定した供給を世界各地から受けるためにも、EUは前向きに今回の拡大を希望しているようです。
そしてアゼルバイジャンを通じて、中央アジアからのエネルギー輸入も既に視野に入っているとも伝えられています。
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