今週はカーニー総裁、大活躍の一週間です。
火曜日のインフレ・レポート公聴会での証言に続き、本日は英中銀が年に2回発表する
【Financial Stability Report 金融安定報告書】 の発表日となっており、それに伴い、カーニー総裁が記者会見します。
時間は、ロンドン時間午前10時30分(日本時間:19時30分)からの予定です。
*英テレグラフ紙の記事本日発表される【Financial Stability Report 金融安定報告書】の中では、今年の景気改善に一番役立ったと思われる政府とBOEの連携プレーで実現した
Help to Buy(住宅購入支援策) ** がスポットライト

を浴びることになりそうだ ... と書かれています。
** 住宅購入支援策(Help to Buy)
これは2つに分かれています。第一の「Help to Buy」は2013年4月に導入された
「Help to Buy: Equity Loan」と言われるもので、はじめて住宅を購入する人のみ/60万ポンド以下の
新築物件のみを対象として、5%のデポジットがあれば、20%の貸付を政府が保証してくれます。
そして政府からの借入ローンについては、最初の5年間に限り、金利負担はゼロ。
第二の「Help to Buy: Mortgage Guarantee」は2014年1月発効となるスキームを3ヶ月前倒し、
今年10月から申請が可能になりました。第一のスキームと違い、これは新築に限らず中古物件の購入にも
使用する事が出来ます。最近というより今年の夏くらいだったと記憶していますが、あまりに不動産価格の上昇が早すぎ、バブルへ逆戻りすることを警戒する声

今週火曜日におこなれたインフレ・レポート公聴会の席でも、これに関する質問が出て、カーニーさんは「Help to Buyは、政府(財務省)によって決定されたものであるため、BOEが内容の変更に動くことは不可能である」と答えました。本日はさらに一歩踏み込んだ質問が質疑応答の時間に出ることは確実です。景気回復には住宅市場の活性化が必要であるが、バブルだけは避けたいと願うのは、どの国でも同じです。
金融安定報告書は年に2回(5月と11月)に発表されるため、本日の報告書と記者会見は、カーニー総裁にとっては、初めての体験。

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